こんにちは、菊地れえこです。

 

先日、私と主人の素質グループの違いから、夫婦の溝が深まりかねない事案が発生しました。

今回は、その時の気づきや反省についてです。

 

こんなとき、あなたならどうする?を議論していたら…

 

皆さんは、誰かのミスのために自分がフォローしたあと、その相手のミスについて、どうしますか?

 

私の場合は、全てではないものの大体は、放っておく、です。

もちろん、これ以上は自分に被害がないように対策した上でではありますが、本人にはほとんど何も言いません。

 

というのも、展開グループの素質の一つである、

遠回しな言い方や表現をしがち(なので、他の素質グループには伝わらない)の延長で、

自分で気づくのが一番だという考えに至ってしまうのです。

特に、ミスをされた、フォローまでさせられた、その怒りもあり、

もうこれ以上は相手と関わりたくないので、遠回しどころか、遠ざけるのです。

 

そんな話をi-colorコーラルの主人にしたところ、ちょっと違う意見が出ました。

 

主人の場合は、本人に問い詰めるか、上司に報告して言ってもらうかなど、割と直接伝える方針でした。

そして、なぜそういった直接的なアプローチをしないのか、私に対してしつこく言ってきました…

 

私自身も、いつか最終的には、本人がミスしたこととそれで周りが迷惑したことを自覚すべきとは思いながら話してはいるので、

いや分かっちゃいるんだけどね…とだんだん不穏な空気になってきました。

 

一旦はクールダウンしようと話を終わらせたものの、どうも腑に落ちず、主人には

「意見を述べるというより、押しつける段階になっていたからね」と怒りの一言を言い放ってしまいました。

 

少し溝が深まった瞬間です。

 

 

良かれと思ってしたことだっただけに、しょんぼり…

 

翌日、タイミングよくi-colorコーラルの女性と会う機会があったのでこの話をしたところ、

まさに素質グループの違いによる、良かれと思ってしたことが裏目に出て相手を怒らせるパターンだったことが分かりました。

 

曰く、i-colorコーラルは正義感の強さもさることながら、

自分と近しい人間関係にある人には、サービス精神も旺盛なので、あれこれ言ってしまうとのこと。

 

主人も、その溢れるサービス精神から、私に色々言ってくれていたのですが、

1を聞けば10を理解してしまうような察しのよい展開グループからすると、ただ口うるさいだけ(笑)

良かれと思って言ったことで嫁を怒らせてしまってるのですから、主人のしょんぼり具合はいかほどだったのか。

申し訳なさと少々の愛おしさで、これは帰ったらすぐに謝らないと、と反省しきりでした。

 

ちなみに、そんなサービス精神から色々言ってきたi-colorコーラルさんには、

まずは「ありがとう」の一言をかけるのが一番だそうです。

そうすると、心の中で「よしよし分かってくれたか」と小さくガッツポーズして気持ちが納まるそうです。

 

私も主人に、「i-colorコーラルさんはサービス精神が強いらしいよ、色々言ってくれてありがとう」と一言。

主人は「うん」としか言いませんでしたが、心の中で小さくガッツポーズしたらしい背中が誇らしげでした。

 

なんとか溝を埋めることに成功したようです。

 

 

最初は些細な?でもこれが大きくなっていくもので…

 

さて、この話ではもう1つ、素質グループの違いが大きく出たことがありました。

それは、「分からせたい」と「気付かせたい」の違いです。

 

i-colorコーラルの主人は表現グループで「分からせたい」派。

直接伝えてその場で分からせたい、伝わったようなら納得してその場で収まります。

 

対してi-colorブルーの私は展開グループで「気付かせたい」派。

その場で気づいてくれるならそれでもいいけれど、

もし今は気づかなくてもいつか気づいて過去を恥じることで、本人のダメージを増やしたいとさえ考えている節もあります。

 

最終的には自覚すべきというゴールに向かっているとはいえ、アプローチも費やす期間も全く違います。

別の機会に集まったi-colorカウンセラー仲間に聞いてみても、この傾向はほぼ一致しました。

 

ちなみに、発案グループも、表現グループに近い「分からせたい」派でしたが、

表現グループは自分の気持ちが納まるように言うのに対して、

発案グループは、相手が今後ミスしないようにという、相手のためという観点からのようで、

これもまた素質グループごとの違いが出ていました。

 

こうした細かい違い、根本的な価値観を認識していないままに議論を進めれば進めるほど、溝は深まるばかり…

というのが今回の事の始まりなわけですが、夫婦関係に影響しかねないことだったからこそ余計に、

素質グループの違いを理解しやすい知識を持っていてよかったと、心底感じました。

 

今回は、タイミングの良さで溝を埋めるまでの時間も早かったので、

結果オーライで経験則を増やせたと思っていますが、

素質グループの違いの怖さも少々実感する出来事となりました。

 

多少のぶつかり合いがあっても広い心で受け止めてくれるおかげで、

素質グループの違いについて深めながら成長できているので、主人には本当に感謝の日々です。