こんにちは。菊地れえこと申します。
ご無沙汰してしまいました、3年ぶりにi-color Timesを書かせていただいてます。
 
私のi-colorは、内面がブルー、外面がピンクです。
i-colorブルーの要素が強いものの、i-colorピンクの要素もピリッときいてくる私なので、どちらの理解にもお役立ていただけると思います。
 
まずは近況報告をしますと、今年の4月から日本語教師になりました。
まだ非常勤で週1日だけですが、ミャンマー、スリランカ、ネパールからの学生に日本語を教えています。
学生たちも4月や5月に日本に来たばかりなので、お互いに頑張っているところです。
 
3年前の私は、日本語教師に繋がるようなことはまだ何もありませんでした。
この3年に何があったのか、何がきっかけで日本語教師になったのか、i-colorで見れば納得の思考や行動など、このi-color timesの場をお借りして、私の日本語教師転身ストーリーを何回かに分けて綴っていきます。
 
 
i-colorで見る、新しいことの始め方
 
さて、日本語教師は、なり方が3つあります。
 
※登録日本語教員については一旦割愛します。私が養成講座受講時の昨年時点での日本語教師のなり方です。
 
1.大学の主専攻が日本語教育
2.日本語教育能力検定試験に合格(高卒以上であることは必要)
3.文科省が認める420時間以上の養成講座を修了(学士以上を有することが条件)
 
 
1は分かりやすく大学で日本語教育を学んで卒業すれば日本語教師になれるパターン。
 
2は、年に1回だけある日本語教育能力検定試験に受かるだけでなれるパターン。
 
3は、資格取得のためのスクールに通うパターン。日本語教育能力検定試験に受かってなくても、養成講座を修了すればなれます。
 
私は、3のパターンで日本語教師になりました。養成講座に1年4か月通いました。
 
通っている間に日本語教育能力検定試験も受けましたが、私は勉強不足で残念ながら不合格‥‥
それでも養成講座を修了すれば日本語教師になれます。
 
逆に、養成講座等に通わずに完全に独学の方でも、日本語教育能力検定試験に受かれば、日本語教師になれます。
 
 
お金の面で考えると、
 
2のパターンの日本語教育能力検定試験は、受験料が2万円弱です。
47都道府県全てに会場が用意されるわけではないので、会場が遠い方は、交通費や宿泊費もかかりますが、
いくつか参考書を買って独学で勉強して、受験料を払って、交通費が少しかかって、ならば、スクールに通うよりはずっと安価に資格を取得できます。
ただし、チャンスは年に1回だけ、受からなければ1年後までチャンスはありません。
 
3のパターンの、一般的な日本語教師養成講座に通うのは、何十万とお金がかかります。
期間も、早くても半年ほど(しかも結構詰め込み型)、大体は1年強かかります。
でも修了すれば日本語教師になれます。
 
 
さて、皆さんがもし日本語教師になろうと思ったときに、3つの選択肢を並べられてこういった説明を受けたら、皆さんはどのパターンで日本語教師を目指そうと思いますか?
 
 
私は、3の養成講座に通う以外の選択肢はありませんでした。
 
でも、1の大学を考える方も、2の検定試験のみで考える方もいらっしゃると思います。
 
例えば、日本語教師になるためだけではなく、日本語教育の在り方や指導方法の研究をしたり、言語学を深めたりと大学でしっかり学び研究したいと思う方もいるかもしれません。
 
もしくは、自分の努力でお金をかけずになれるのならば、日本語教育能力検定試験に懸ける、と考える方もいるかもしれません。
 
 
i-colorで見れば、私が3の養成講座に通う以外の選択肢はないと考えるのも納得いただけます。
 
i-colorブルーは、
 
省エネ志向
・(自分にとって)いいものならば多少の予算オーバーは許容
 
という特徴があります。
 
省エネ志向
→基本的に自分に労力がさほどかからないようにと考えます。効率重視です。
 
 
(自分にとって)いいものならば多少の予算オーバーは許容
→省エネ志向からくる効率重視なので、タイパ優先です。コストはかかっても効率と質が良ければ、割とすぐに妥協してしまいます。
 
 
お金を払えば、一通りの教科書・参考書が用意され、授業を受けることができ、分からないことがあれば講師に質問や相談もできる。
なんといっても修了すれば確実に(1年半ほどで)日本語教師になれる。
 
清水の舞台から飛び降りるような金額ではありましたが、
i-colorブルーの私にはとても合っています。
 
ここに私の場合はさらにi-colorピンクがきいてきます。
i-colorピンクは本物志向という特徴があります。
 
日本の学校教育現場とは違うけれど、教育実習もしないままに教師になるってどうなんだろう。
高いお金を払って留学しにきてる学生に対して、自分が教師として前に立てるような勉強が、独学でできるだろうか。いやできない。
 
となれば、お金は何十万とかかるけど、大学に行くほどはかからないし、スクールに通って教育実習をしておきたい。
 
こう考えたとき、まず大前提として「自分が教える」ことを想定しています。
そして、教える自分にそれなりの質を求めるため、多少の負荷は必要と考えています。
 
これは、i-colorブルーの省エネ志向とは、ちょっと矛盾しているように感じませんか?
そうなんです、i-colorピンクの要素がここでしっかりと顔を出してきたのです。
 
 
このように、i-colorブルーならではと、i-colorピンクならではの考えで、自分にとっては最良の選択をしました。
 
 
でも、i-colorコーラルの夫は、
何十万もかけたとして、ちゃんと修了するまで続けられるのか、
努力を続けられるのか自分を試す意味合いもこめて最初は検定試験合格だけを目指して、もし合格して日本語教師になろうというときには必要に応じて講座を受けるのでもいいのではないか、
とスクールに通うのは反対でした。
 
コスト面を重視し、目標設定したらゴールするまで何が何でもやり遂げるというエネルギーを発揮するi-colorコーラルとしては、納得の考え方です。
 
でも、努力を続けられるかどうか、自分に負荷をかけるより、
努力を続けられる環境をまず準備して身を置いて流れに乗り
同じ1年ほどの時間をかけるなら、確実に日本語教師になれる1年にして時間を無駄にかけたくない
省エネ志向のi-colorブルーとしては合っています。
 
 
夫の反対を押し切って受講を決めたので、最初は「何も協力しない」と突っぱねられていました。
結果としてはずっと協力してくれたので、順調に養成講座を修了できました。
 
しかしi-colorピンクの要素では、家族の協力を得られず孤独感を感じると、深~く根にもつことになります。
もしあなたが発案グループであれば、家族の協力を得られていない環境で新しいことを始めるのは、あまりオススメしません。
 
とにもかくにも、私は、日本語教師養成講座を受講し、日本語教師になるための道を歩み始めました。
 
 
自分に合う始め方と続け方が大事
 
i-colorに興味がある、このコラムを読んでくださってる皆さんの中には、
新しいことを始めたい、新しい道へ進みたいと思っている方も多いと思います。
 
継続は力なり、という言葉のとおり、自分に合ったスタートを切って、しっかり続けたいですよね。
 
ぜひi-colorを参考にしてみてくださいね。私の話も参考になれば幸いです。
 
 
次回は、日本語教師になろうと思ったきっかけの話をしたいと思います。
こちらもi-colorブルーらしい思考全開の話になると思います。
 
i-colorブルーってそんな風に考えるんだなと、違いを楽しんでいただければ幸いです。お楽しみに~。