はぴきゃりアカデミー&
就転活パーソナルトレーナーの
つっちー@コーラルです。
ケンブリッジ大学のバーバラ・サハキアン教授の研究によると、
私たちが1日で下している決断の回数は、最大で3万5000回にも及ぶとか。
多少、決断を誤っても大事にならない程度の決断ならそこまでナーバスになる必要もないとは思いますが、
それが、仕事やキャリア、しかも自分の人生に大きな影響を及ぼすもの、
例えば、
・転職する、それとももう少し踏ん張る方がいい?
・とある企業からの内定通知、承諾する、それとも今回は辞退する?
・マネジャーへの昇進の打診、受ける、それとも断る?。
・早期退職制度、利用する、それとも見送る?
といったように、決断に迫られたら、間違いのない判断をしたい、ベストな答えはどれかと、大いに悩むのではないでしょうか?
実際、何を洗濯すればいいか、どちらが正解か、
と、相談されることは珍しくありません。
そんな時、お伝えしているのは、
「ベストな選択肢はなんだろう」とか、
「どちらが正しいだろう?」とかではなく、
納得度が高い選択肢がどれなのか、考えてみたらどうですか?
と、アドバイスしています。
理由は、何事もやってみないと正しかったのか、間違っていたのかなんてわからないから。
さらに、選んだ選択肢を「やっぱり、あの時の決断は間違っていなかった」と、振り返れるようにするには、
選択後、前向きに向き合えるか、
正解にするために努力を重ねられるか、
という姿勢の部分も大きく関わります。
なんとなく決断してしまうと、
「もし、違う選択肢を選んでいたらどうだったんだろう?」とか、
「本当は別の選択肢を選びたかったのに。。。」とか、
モヤモヤを抱えることにもなりかねません。
そんな状態では、前向きに向き合うことは難しいですよね?
では、どうしたら納得し、前向きに取り組める決断ができるのでしょうか?
ポイントは、集めた情報を自分の価値観で精査することです。
例えば、私のケース。
10年前に私が乳がん治療を選択した時、
化学療法を手術の前に行うか、手術の後に行うかの選択を迫られたことがありました。
その時点でステージ3と、かなり進行していたので、
この決断は、文字通り命懸けのものとなりました。
そこで、まずそれぞれのケースのメリット・デメリットを整理しました。
手術前に化学療法(抗がん剤治療)を受けた場合、
メリットとしては、薬が効いた場合、病期(いわゆるステージ)が下がり、
術式も乳房全摘手術ではなく、温存手術ができるようになるかもしれない。
また、原発巣(がん細胞)が体内にある状態なので、
実際に薬剤が効いているかどうか確認できる(=自分の体で薬が効くか否か実験ができる)というものでした。
一方、デメリットは、薬が効かなかった場合、さらに病期が進んでしまい、最悪、手術自体が難しくなる可能性もあること。
ただし、薬が効いているかどうかは、こまめにチェックするので、
効果が期待できないと判断した場合は、
すぐに手術をする方向に切り替える形で対処するとのことでした。
では、手術後に化学療法を受けた場合はどうかというと、
メリットは、先に手術で病巣(がん細胞)を摘出した後なので、
その時点以上に病期が進行する可能性はなく、安心感が得られる。
デメリットは、確認できるがん細胞がない状態での薬剤投与なので、
実際にその薬が効いているかどうか、確認が難しい、というものでした。
もし、みなさんが同じ立場だったら、どちらを選びますか?
ちなみに、私は前者を選びました。
理由は、副作用を伴う治療をするのに、効果があったのかどうかが実感できないのは、やり損感満載で、モヤモヤしてしまうから。
それに、うまくすれば、病期が下がるかもしれないわけで、
どうせなら、可能性にかけたい、
そっちの方がワクワクしながら、能動的に向き合え、相乗効果で治療効果も上がるのでは?
と、考えました。
私としては、かなり納得度の高い決断だったんですが、
これを周囲に伝えると、
えつ姉をはじめとする周囲は、猛反対。
「え〜っ 本当に大丈夫なの? 結果、手遅れになったらどうするの?」
と、めちゃくちゃ心配されました。
心配だからこその反対なので、ありがたいことですが、
仮に心配通り薬が効かず、手遅れになったとしても、
前向きに治療に向き合い、やれることを精一杯やってダメだったのなら、
それは運命、ということで諦めがつくかな、とw
むしろ、周囲の意見に流されて後者を選んだら、
やらされ感いっぱいで、
辛い副作用を味わう度に、文句タラタラだろうな、と想像できましたしw
ちなみに、この決断を、私のi-colorコーラルの視点で分析すると、
「結果」「達成感」「明確な目標」「希望的観測」
という、コーラルならではの価値観が大きく影響しています。
がん細胞があれば、薬が聞いたかどうか、治療が奏功しているかどうか、
いい意味でも悪い意味でも結果が見えます。
それに、いい結果を出すために、食生活を見直すとか、
体調管理を徹底するとか、
取り組むモチベーションも爆上がりすることは容易にイメージできました。
何せ、これまでもこのやり方で乗り越えてきましたから。
結果が出れば、当然、達成感も得られます。
仮に結果が芳しくなかったとしても、
そこからリカバリする方法に切り替えて、
再び結果に向けてスタートすることができます。
やりながら調整することで、結果に結びつけるのも
実は、i-colorコーラルの真骨頂の一つw
安全だけど、現状維持よりも、
リスクはあるけど、今よりよくなる可能性があるのなら、そちらに賭けたい! そのほうがワクワクする、
というのも、思えば私の素質素ものもでした。
今、振り返ると、納得して出した決断だったからこそ、
前向き&楽しく治療に挑むことができ、
結果、奏功という最良の結果を掴んだのだと思っています。
決断するときに重要なのは、
どちらに転んでも「納得できるか」で検討することが一番です。
そのためには、自分が何に納得するのか、そこを知るに限ります。
まずは、自分の価値観の中に潜んでいる納得キーワードを探るところから初めてみると良いですよ。
とはいえ、自分で見つけるのは難しそう、という方は、
i-colorを使って自分を掘り下げる1Dayセミナーに遊びに来ませんか?
「あるある!」と、こだわりや価値観に気づくのは、かなり楽しいものですよ!!
■日程
テーマ:ハッピーキャリア発見×転職版
ファシリテーター:土屋 美樹(つっちー@コーラル)
2023年1月28日(土)10:00〜12:00
2023年2月18日(土)10:00〜12:00
2023年2月26日(日)10:00〜12:00
テーマ:ハッピーキャリア発見×ストレスマネジメント
ファシリテーター:降幡 美冬(美冬@ピンク)
2023年1月28日(土)10:00〜12:00
2023年2月18日(土)10:00〜12:00
株式会社はぴきゃり 取締役
統計心理学i-colorエグゼクティブトレーナー/i-colorコーラル。就職活動に失敗、父親の介護のためのキャリアチェンジ、乳がん罹患など、様々なピンチを乗り越えてきた経験をベースに、ピンチとキャリアの両立をテーマに情報提供中。
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