こんにちは、菊地れえこです。

 

私は学生時代の就職活動では、「提案型営業」というキーワードを軸に活動していました。

製品・商品を売るというよりは、形あるものにとらわれずに色んなアイディアを出すことを楽しめる業種だと思っていたのです。

転職サイトなどでもよく見るキーワードで、アイディアを出すことが好き、楽しいと感じる方には魅力的です。

本来の「提案型営業」の成果は「顧客の課題解決」ですが、最近の学びから、私が求めていた成果はそこではなかったことに気付きました。

i-color3グループそれぞれに、得意とするアイディアの出し方があるのですが、それが必ずしも「提案型営業」に合うとは限らない可能性について考えていきたいと思います。

 

 

3グループそれぞれのアイディアの出し方

 

私は内面が展開グループ、外面が発案グループなので、その2グループのアイディアの出し方については理解が深いつもりです。

展開グループであれば、「あれとそれを組み合わせたら、面白いこれになるはず!」と、コラボレーションが大好きです。

発案グループであれば、「こういうのがあったら役立つよね!」と、世のため人のためになるような便利なサービスを新しく生み出すことに情熱を注げます

 

ところが、表現グループは・・・はぴきゃりアカデミーでの講義の中での説明では、「1を10に仕上げ完成させる」ということだったのですが、私は上記のように、ゼロベースから生み出すところか、完成されたものを別のものへ生まれ変わらせようとするかの要素が強く、仕上げていく感覚がよく分かりません。。。

そこで、受講生&修了生が集う秘密のグループページで具体的に教えて~とお願いしたところ、表現グループさんからたくさんの解説が!!仲間は本当にありがたいものです。

 

出た解説を要約すると以下のようになります。

 

・たたき台、大枠があって、使えるモノ・人員・予算が決まったときに、それをムダなく効率的に最大限活かすアイディアなら出る

・実現するための確実な方法論は自然と浮かんでくるかんじで、具現化が得意

・表現グループも(実現するための方法を)組み合わせて出すアイディアではあるけど、方向性が「自分」

・あくまで自分のやりたいことに特化している

・自分が関わることにこだわって、自分だからこそできるオリジナリティーにコミットしたら発動する

 

発案グループは方向性が今目の前にいる相手が中心、展開グループは方向性が世界・未来など四次元です。

それに対して方向性があくまで自分である、というところはまさに表現グループだなぁとあらためて感じました。

 

 

「提案」とアイディア出しを混同して混乱・・・

 

さて、念願かなって「提案型営業」として新入社員がスタートしたものの、日を追うごとになんだか違うと感じていた私。

たった半年だけでしたがネイリストとしてお客様にデザインの提案などをしていたときも、なんとなくフラストレーションを感じていた私。

その原因は、提案とアイディア出しを混同していたことにあったのではないかと思っています。

 

自社で出来ることを組み合わせて提供する「提案型営業」も、ネイルアートも、お客様が実現したいことの具現化です。

だからこそ得られる「顧客の課題解決」という成果。

表現グループなら、それが自分の興味のある分野でのことであれば余計に、モチベーション高く続けられます。

 

ただ、展開グループとしては、お客様の実現したいことに、さらにアイディアを加えて大きな影響を与えたい気持ちが強く出がちです。

どうしたって予算は限りがあるので、まずはお客様のやりたいことを具現化するだけで精一杯なことがほとんどな中、それを飛び越えたくて仕方ないのです。「提案型営業」ではなかなか難しい範囲です。

 

これに明確に気付いたのは、ほとんど今さっき、といった状態ですが、なんとなく違う・・・と「提案」から離れて行き着いた人事畑の仕事はとても楽しめましたし、最近ご縁があって勤め先が変わりましたが、そちらもまたアイディア出しを楽しめる環境。

経験してみないと分からないこともありますが、私のこの10年の紆余曲折も含めて得た今回の学びが、少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。