こんにちは。Jr.アスリートメンタルアドバイザーの河野真杞です。
今日はリオ五輪メダリストによるパレードが開催されましたね!日々天候がコロコロ変わるこの季節に、見事な晴天の中でのパレードでした。五輪観戦が何よりも大好きな私はテンションMAXでした!
選手達の晴れやかな笑顔、そして沿道の何十万人もの人達が共にこんなに笑顔になるシーンは他ではなかなか見られないでしょう。
この同じシーンを見ている私達ですが、感動ポイントは人それぞれ違うでしょう。 今日は私が日々関わっている「スポーツをしている子ども達」の目線で考えてみました。
◆1人でわが道を進みたい【表現Gキッズ】の場合
アスリートで言えば、羽生結弦選手(フィギュア)・内村航平選手(体操)・本田圭佑選手(サッカー)など、1度目標が明確になれば1人で自分のペースで突き進んでいけるタイプの表現グループ(自分志向)です。更に、自分の頑張った結果に対して明確に形に残るのも大きなモチベーションになります。このタイプのスポーツキッズはパレードを見て
「僕ももっと努力して頑張ったら、将来五輪代表選手になってメダルがもらえるかもしれない!」と、大きな目標に向かって頑張り続けようという気持ちに更に火がついた事でしょう。
◆大切な仲間と共に喜びたい【発案Gキッズ】の場合
アスリートでは、瀬戸大也選手・金藤理絵選手(競泳)・登坂絵莉選手(レスリング)など、感受性が強く、応援してくれる人達やコーチに喜んでもらうために頑張るスイッチが入りやすいのが発案グループ(人志向)です。
このタイプのスポーツキッズは、パレードを見て
「メダルを獲ったら、こんなに多くの人達が笑顔で喜んでくれるんだ♡」という事実に気づき、心から感動してワクワクした気持ちを持って、仲間達と一緒に更に練習に励むのでしょう。
◆人より抜きん出た能力を称賛されたい【展開Gキッズ】の場合
アスリートでは、吉田沙保理選手(レスリング)・水谷準選手(卓球)・高橋&松友ペア(バドミントン)など、集中した時に瞬発的パワーを発揮できる直観力に長けたタイプが展開グループ(先生志向)です。
このタイプのスポーツキッズは、パレードを見て
「僕も日本中の人から称賛の拍手を浴びて有名になり、歴史に名を残したい!」
と大きな夢が更に壮大に広がり、大切な試合でその実力を存分に発揮するのでしょう。
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感じ方はそれぞれ違えども、この輝かしいシーンを自分の目で見て脳裏に焼きつけたこと、そして「私にもできるかも」と思える位近くで現実として捉えられた事は、子ども達にひじょうに大きな良い影響力を与えたと感じました。
私は「強い思いは実現できる」と思っています。日々自分の夢や目標を人に話し、紙に書いて貼り出して毎日見ていると、聴覚と視覚を通して脳は「この人はこれを成し遂げる人なのだ」と感じ(=ある意味錯覚を起こし)、それが現実となるような行動に自然と動いていくのだと感じます。
このメダリストパレードが、子ども達だけでなく私達大人にも好影響を及ぼし「諦めずにもういっちょ頑張ってみるか!」という気持ちに切り替わった人が数多くいる事を願います。
私も自分なりの夢に向かってもうひと頑張りしよう!とスイッチが入った日となりました。メダリストの皆さんに改めて感謝です♪
Jr.アスリート分析アドバイザー
はぴきゃりアカデミー第9期修了/i-colorオレンジ。統計心理学i-colorを活用し、各種スポーツコーチやJr.アスリートの保護者、子育て中の親を対象に、セミナーや個別アドバイスを実施。子ども達の自信やモチベーションをアップして『自己肯定感を持って実力を出せる子ども』の育成を目的に活動中。著書に『子どものやる気を引き出す親うばう親』(キノブックス)がある。
>>ブログ『子どもの特性を伸ばしたい!選手の力を最大限に生かしたい方々へ』
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