はぴきゃりアカデミーのつっちー@コーラルですっ
私は、「自分」ほど、不可解な人間はいない、と思っています。
なぜなら、生まれた瞬間から今日までずっと自分をやってきている
筋金入りの「私のプロ」のはずなのに、
聞かれて、説明できないことが多いからです。
かつて就職活動していた頃、
面接で「どうしてこの仕事がしたいのか」と聞かれる度に、
「やりたいから、やりたい」と答えるだけじゃ、ダメなの?
「やりたいことに、理由なんて必要なの?」と、モヤモヤしたものです。
そして、自分の気持ちなのに、どうしてその理由がわからないのだろう?と、
不思議に思ったものでした。
そんな私が、「キャリア」をテーマに、
働く女性や就職活動中の学生さんたちに
「自分を知ることの大切さ」
「自分探しの手法」
を伝えているのですから、
当時のモヤモヤも、私には大きな意味があった素晴らしい経験だと思います。
ということで、今日は、自分の価値観=大切な判断基準を知る一つの方法をご紹介したいと思います。
突然ですが、
もし、あなたが手術を受けることになったとして、
お医者さまを選べるとしたら、
あなたは、どんな先生に手術をして欲しいと思いますか?
1)人柄がよく、信頼できる先生
2)比較的、若手だけれど、現役バリバリ。手術件数もかなりこなし中の先生
3)その分野の権威の大御所、大ベテランの先生
ぜひ、答えを選びながら、その理由についても考えてみてください。
ちなみに、私は
2)
を重視しました。
実際、6年ほど前、乳がんの手術の際、この視点でめちゃくちゃ調べました。
理由は、「現場感」が重要だと思ったから。
手術中は、執刀医に全てを委ねるしかありません。
なのに、何が起こるか、その場になって見ないとわからない。
でも、現場感があれば、ある程度、トラブルも想定できるでしょうし、
想定の範囲内であれば、多少のトラブルも速やかに対応できるはずです。
そう、最終回を迎えたドラマ「ブラックペアン」の渡海先生のように。
どんなトラブルが想定されるのか、どう対処すべきかは、
頭で理解していることはもちろん、実行力が伴わなければなりません。
そういう観点で考えた時、大御所だけど、最近、あまり手術をしていない先生よりは、コンスタントに手術している方が安心、と考えました。
さらに、手術には気力・体力も必要なので、年齢を重ねた方より、現役バリバリ世代の方がいい、とも。
つまり、有名かどうか、大御所=権威があるかよりも、
今、この瞬間の現場感があることの方が、
手術の成功率を左右すると考えたわけです。
と、自分で理由を書きながら、思わず吹き出しちゃいました。
なぜって、素質通りの理由だから(笑)。
実力やスキルを重視する、
現場を大事にする、
そして、何より結果にコミットする、
というこだわりを持つ表現グループ(私のi-colorコーラルは、表現グループに属します)。
だからこそ、命を預ける相手には、つい、普段の自分が重視している価値観で選ぶ傾向があるんですね。
では、他のグループはどうかというと、
発案グループさんは、人柄や思いを大切にする傾向があるようです。
事実、発案グループのポン友(=乳がん仲間)さんは、
最初からずっと診察してくれて、信頼関係ができていたから、と話していました
一方、展開グループさんは、
大先生にお願いしたい、
自分がその道のプロと信頼している人から紹介された先生
を選ぶ傾向があるよう。
こちらも、ポン友曰く、その方が間違いない!と口にしていました。
あまり考えたくないことですが、
究極の選択を想定すると、自分の価値観が表面化しやすいようです。
ぜひ、こんな時、自分はどんな選択をするんだろう?
いろんなケースで、自分だったらの選択とどの理由を書き出してみると、意外な自分のこだわりが見えてくるかもしれませんよ。
自分でやるのは難しいと感じたら、
i-colorを使って自分の価値観や強みをあぶり出す
体験講座に遊びに来ませんか?
7月の開催は
12日(木)10時〜13時/三軒茶屋(東京)
16日(月・祝)14時半〜17時半/三軒茶屋(東京)
です。
株式会社はぴきゃり 取締役
統計心理学i-colorエグゼクティブトレーナー/i-colorコーラル。就職活動に失敗、父親の介護のためのキャリアチェンジ、乳がん罹患など、様々なピンチを乗り越えてきた経験をベースに、ピンチとキャリアの両立をテーマに情報提供中。
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