絵本セラピストのリカ(i-colorターコイズ/コーラル)です。もうすぐ誕生日を迎える私も、人生折り返し地点となり、第二の人生を視野に入れてライフシフトしたくなるお年頃でございます。

 

そんな私が、最近気になってしかたがなかったのが「グレイヘア」。

 

白髪染めをしないヘアスタイルを最近では「グレイヘア」といい、注目されていることを、近藤サトさんの記事を読んで初めて知りました。40~50代の頃から染めない選択肢をする女性も増えてきているようで、当たり前のようにカラーリングをしていた私は、染めないという選択肢があること自体が新たな発見で、とても衝撃を受けました。

 

本当に流行ってるの?

染めないと、人からどう思われるだろう?

近藤サトさんは綺麗だけど、私の白髪は伸ばしたらどんな感じなんだろう?

 

とにかく気になってしかたがない‼︎

思わず、Facebookで投稿したら、友人たちから大反響がありました。

 

 

反応したi-colorは?

おもしろかったのが、コメントをくれた人たちのi-colorの偏りです。

 

私と同じターコイズ。

近藤サトさんと同じゴールドが2人。

そして、オリーブが3人も!

しかも、3色とも、過去より未来に意識が向かいやすい、希望優先志向のカテゴリーに属するという偏り具合。

 

i-colorゴールドさんは、他の人とは違う個性的な人が多く、自分のこだわりを大事にしたい人。グレイヘアにしたら今までとは違う色や柄が似合うそうだと、ファッションの幅が広がることを楽しみにしていました。定期的なカラーリングの煩わしさに加え、経済的な負担も気になっているかもしれません。

 

トレンドに敏感なi-colorオリーブさんは、この流行をいち早く把握していて、さすが、すでに研究済みでした(笑)。「新しい価値観で人々が豊かになる」ことがオリーブさんのワクワクポイント。ただ、いつまでもかっこよくありたい、若々しいオリーブさんにとっては、かっこよさと最先端のせめぎ合いといったところでしょうか。同じおしゃれの観点でも、「幅が広がる」と楽天的なゴールドさんと違って、グレイヘアを本当に素敵に見せることのハードルの高さを気にしています。

 

 

私が気になった理由

私、i-colorターコイズはというと、本来はステータス志向の素質の持ち主。結城アンナさん(このグレイヘアマダムもi-colorゴールド!)くらい、外国人風シニョンスタイルが似合わない限り、グレイヘアに興味が持てそうにないのに、なぜこんなに気になったのか⁉︎

 

ターコイズの私が、ステータス志向以上に大切に思う価値観は、「何にも縛られたくない」ということ。精神的な自由が何より大切なのです。それは、社会における人間関係や無言の圧力からも自由でありたいということ。

 

染めないという選択をする女性の存在を知り、歳を重ねた自然のままの自分はどんな髪色なんだろうと単純に興味を持っただけでなく、若く見られるより、本来の年齢として認識される方が、それなりの敬意といたわりをもって社会に接してもらえるのではないかという発想でした。

 

グレイヘアだとなぜか、男性からも女性からも、要らぬ期待やマウンティングをされずに済みそうだと思いませんか?社会から無意識に受ける、実年齢にそぐわない期待に応じようと頑張ってしまうことに、疲れたんだと思います。会社での仕事が楽しくて生活のすべてだった時代が過ぎ、生活や体調とのバランスが取れた働き方をしたいと、ライフシフト(ダウンシフト)を検討し始めたことも関係しているように思います。

 

また、カラーリングした髪の色の、微かな不自然さへの違和感を、こちらも無意識のうちに、鏡を見るたびに自分で感じているからだと思います。年齢を重ねるごとに、不自然さへの嫌悪感が高まっていることを感じます。特に、自分にとって真に心地がよい居場所や心の置き所を見つけてから、そう思うのです。

 

 

で、グレイヘアにするの?しないの?

グレイヘアについて散々検討した私の結論は、しかしながら、「まだしない」となりました。冒頭ですでに過去形だったので、お気づきかもしれませんが。

 

しばらく美容院に行かずに様子を見ていたのですが、思いの外、白髪が増えてしまっていたこともあり、耐え切れずに染めに行ってしまいました。新しい働き方を模索する時に、グレイヘアへの移行中の中途半端な状態の、不安げな自分で新しい人と対面する勇気が持てなかったことと、よっぽど長生きするつもりなのか、今からグレイヘアにしても飽きてしまうかもしれないし、もう少し黒髪に似合うファッションを楽しみたいなと。

 

短期集中型の私、ターコイズ/コーラル。集中的な検討の結果、「まだしない」と決めてからは、興味もすっかり他のことに移ってしまいました…。ただ、やっぱり自然の美しさへの憧れは強く、明らかにおばあさんの年齢になったら絶対にグレイヘアに移行しようと思っています。

 

それまでの社会からの要らぬ期待やマウンティングには、おばちゃんの貫禄と厚かましさと笑い皺で抵抗するつもりです!