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こんにちは! i-colorイエロー、ワーク・ライフバランスコンサルタントの小山佐知子です。

 

 

秋が深まってきましたね!気づけばまもなく11月。

秋は暖かい食べ物が嬉しくなるのと同時になぜだか人肌が恋しくなる季節。 彼氏の上着のポケットにつないだ手を入れて仲良く歩く高校生カップルの姿にほっこりしちゃうあたり、私ももうオバさんでしょうか?(笑)

 

さて、11月22日はいい夫婦の日。私たち夫婦にとっては「息子を妊娠したことが判った日」でもあり、11月は勝手に『家族大切月間』となっております。

 

ということで、きょうのテーマは、夫婦関係について。

 

家族は仲良く平穏に…が理想ですが、夫婦といえど元は他人。「お互いの存在はもはや空気みたいなものだから大した会話もないからねぇ……」なんていうシニア世代は別として、報・連・相が肝心な子育て世代の夫婦は、否が応でも(!?)会話が不可欠なだけに、「話すとついケンカになっちゃって……」なんてことも少なくないのでは?

 

かくいう我が家も、結婚9年目に入り、いい加減相手の性格は熟知しているはずなのに、「なんであなた(君)はいつもそうなの!?」という会話が一向に減りません(汗)

 

なぜか。

 

あれこれ考えてみましたが、育った環境や年の差(我が家は11歳差)は案外大したことなく、やっぱり素質の違いは大きいな!というのが今のところの結論です。

 

 

いい意味で相手のことを「諦め」られればストレスがたまりにくい

統計的なデータで客観的に自分や相手を把握できるi-colorというツールはやっぱりありがたいな、とつくづく。

相手に対して「もうーー(怒)」と本気でイラっとしても、数分後には「でもまあ、仕方ないよね」と勝手に納得して何事もなかったかのように日常に戻ることができるのですから。

自己紹介までに我が家のi-colorをお伝えすると、

私: i-colorイエロー (発案グループ=人志向/プロセス重視)

夫: i-colorグリーン (表現グループ=自分志向/結果重視)

仕事・趣味・地域などそれぞれのコミュニティで人脈やつながりを大切に想いや理想を分かち合いたい発案Gの私と、自分が描く理想の世界の実現を第一に計画を立て淡々と実行していく表現Gの夫。

 

実はここ2ヶ月ほど、「夫の働き方」をめぐってあれやこれやと口論になることが多く…。

こちらを例にすれ違いのポイントを解説してみたいと思います。

 

 

夫は、息子が生まれてからというもの仕事の生産性がものすごく上がり、残業体質の風土の中サクっと仕事を終わらせて帰宅しています。月の平均残業時間は18時間ながら2期連続業績トップで社内表彰を受けるほど成果もバッチリ。

 

「充実した私生活」と「充実した仕事」の相乗効果こそがワーク・ライフバランスの本義だとすれば、飛ぶ鳥を落とす勢いの夫は喜びひとしおのハズ。

 

……が、残念なことに、喜ぶべきこの事実も、我が家ではなぜか手放しで喜べておりませんで。

 

詳しくはブログに書いていますので興味があれば読んでいただくとして……

 

夫がワーク・ライフバランスを実現しても諸手を挙げて喜べない理由

 

ごく簡単にまとめると、状況はこうです。

 

  • 一部の個人がどれだけ生産性を上げる努力をしても、大多数の人が残業を前提にダラダラと仕事をしているため、職場環境がなかなか変わらない
  • 「残業している=えらい」という価値観から抜け出せないので、効率的に働く人が評価されにくい
  • 「残業しない=余裕がある」と勝手な解釈をされてしまい、新たに仕事を振られやすい

 

なんだか負のスパイラルですよね。私も本当に残念に思います。

この問題について夫婦の間でもああだこうだと議論を交わしているのですが、夫と私はそもそも素質が違うだけあって、問題の見方や解決策の切り口がまるで違うのです。ゆえに話せば話すほど口論になってしまうこともしばしば。

自分の頑張りは本当の意味でしっかり評価されていない、と感じている夫は、「ワークライフバランスなんて所詮単なる言葉遊!きれいごとだよ」と怒り心頭。一専門家としてはこの言葉は聞き捨てならないですし、それ以上に自分が愛する人と気持ちを共有できないのは発案Gにとってはなかなかショックだったりします。

確かな見返り、利益、効率性を重視するi-colorグリーンにとっての地雷とは

結果重視の表現Gは、目指すゴールに向かってしっかりペース配分し根気強く頑張ることができます。そのため、何よりもまず結果や成果を十分に認め、褒めてあげるのが教科書的な行動。私としてももちろんしっかり伝えたつもりではありますが、余計な一言で夫の気持ちを逆撫でしてしまいまして。

 

実は、夫の会社の表彰制度はちょっと不思議で、受賞のインセンティブ(賞金)は個人にではなく、個人が属するチームに送られるようなのです。対価や利益はしっかり享受したいi-colorグリーンにとって間違いなくここが琴線にもかかわらず、のんきな私は「まぁ、でも仕方ないし、みんなで飲みに行って使えればいいじゃん♪」なんて軽はずみに余計な一言を発してしまいまして……。「心地よくみんなにご馳走してやれない俺は男としての器が小さいんだな」などと、思ってもみない方向に深読みさせてしまいまったのです。

 

相手のセオリーは無条件に尊重した上での意見・アドバイスが◎

私はさらに他にも、プロセス重視の発案G丸出しに、

 

「黙々と仕事をするのもいいけど、もっとチームと密にコミュニケーションとってさぁ〜〜、時には冗談でも言い合ってさ〜〜、壁を作らないで周りを巻き込んでもいいんじゃない?」

「後輩の男性陣にとってあなたは育児と仕事を両立するパパとしてのロールモデルになるんだから、もっとイクメンをアピールしてもいいんじゃない?あなただって自分がイクボスになれば仲間も増えるし!」

なんて言ったものだから、場がシラけるシラける。

 

表現Gのセオリーを無視するかのようにズケズケと踏み込んでしまった私のミスでした。(と猛省しつつ、5分後には「ま!でも私は発案Gだしな」と妙に開き直ってしまうのが私だったりもしますが(笑))

と、こんな感じで本当に些細な言い方の違いで相手をイラっとさせたりするのは日常茶飯事なわけですが、それでもお互い懲りずに会話のキャッチボールを続けられるのは本当に幸せなことだな、と思うのです。お互いに相手の性格や素質を知っていればこそ、一つ一つの発言が後を引くストレスやしこりになることはないですから。

人間、自分にも相手にも欠点や弱みは必ずあるもの。それも「個性」。 

「そのぶっきらぼうな感じをもっと改めたらきっと部下がもっと心を開いてくれるのにな」

「お世辞の一つや二つ上手に使いながら渡っていけたらいいのに」

言いたいことは山ほど出てきますが、それも個性でお互い様。互いに違うからこそ夫婦はおもしろいし、心強さが2倍で悲しみは半分になるのでしょう。

とすると、夫の個性は私の個性でもあり、私の強みでもあるのかもしれませんね。

 

家族のためにしっかり仕事をして今日もほぼノー残業で帰ってくる夫がいる強み。いつも以上に感謝の気持ちを大事にしながら、日々の仕事に生活に私も頑張ろうと思います!