こんにちは。子ども達やアスリートのモチベーションアップをお手伝いしている河野真杞です。先日、小室哲哉さんの記者会見を見て、いろいろと感じることがありました。

 

◆看病にかかるストレスは想像以上

 

小室哲哉さんと妻のKEIKOさんは、globe時代から共に音楽界のトップを走ってきたお二人。
それが、KEIKOさんが突然病に倒れ、脳に障害が残り、会話もままならず音楽への関心も徐々に薄れる日々。そして歌手だった彼女が、とうとう歌も歌わなくなっていったのです。これは小室さんにとって、想像を絶するほど厳しく辛い現実だったでしょう。
私にもKEIKOさんと近しい状況になった家族がいます。看病しながらも、こちらの気持ちを理解してもらえなかったり、今までのようなコミュニケーションが取れないのは、本当にせつなく心が痛むものです。
そのうえ、小室さんは芸能人であるがゆえに、世間から日々注目され、妻のネガティブな話は語れない状況だったのでしょう。こんな時、人には過剰なストレスがかかり、病気を発症したり精神的に壊れることが多いものです。小室さんも肝炎や耳の病気を発症し、好きな曲作りにさえ集中できなくなったと話されていました。

 

◆一人で抱え込みやすい人

 

日本人は真面目な上に、「他人に迷惑をかけてはいけない」という教育が染みついているせいか、悩みを一人で抱え込んで出口が見えなくなる人や、一人で誤った判断をしてしまう人が多いように感じます。
さらに第一子として生まれ、お兄ちゃん・お姉ちゃんの役割を強いられて育ってきた人は、「私がしっかりしないと!」という思いが強くあるため、一人で頑張り過ぎる傾向があります。末っ子の人達から見ていると「どうして人に頼らないでそんなに抱え込んじゃうの?」と不思議に思えるほど。幼少期から植え付けられた家族内での立ち位置は、その後の考え方にも大きく影響を与えるようです。

 

◆気持ちを理解してくれる人に話してみる

 

一人ではどうにもならなくなった時、私達には家族や親友に自分の思いを話すという行動が必須です。
とはいえ、話す相手は誰でもよい訳ではありません。あなたの考えを否定されたり、違う意見をどんどんアドバイスされても、この状況ではそれを受け止めきれず、かえってストレスが溜まったり自己嫌悪に陥ってしまいます。
こんな時は、あなたの思いに心から共感して、あなたの話をじっくり聴いてくれる相手を選びましょう。i-colorでお互いの志向タイプがわかっているなら、話す相手は同じタイプの人がオススメです。

小室さんの会見後、すぐにYOSHIKIさんが「小室さん、大丈夫ですか?お話しましょう」とTwitterにメッセージを送っていました。
YOSHIKIさんは仲間を失った辛さを経験しているお一人。そして、YOSHIKIさんのi-colorはコーラル、小室さんのi-colorはオレンジ。同じ独立タイプ(表現グループ)です。YOSHIKIさんなら小室さんの気持ちに深く共感し、じっくり話を聴いてくださることでしょう。

 

◆人はそんなに強くない

 

学生時代、ドラマの金八先生も(古い!)小学校の先生も教えてくれたはずです
「人という漢字が示す通り、人は助け合い支え合いながら生きていくもの」
だと。
どんなに真面目な第一子さんも、いつも一人で物事を解決している人も、辛い時は遠慮せずに、気持ちを理解してくれる友人に話してみるという選択肢があることを忘れずに持っていてほしいです。
小室さんの会見を見ながらこんなことを感じた日でした。