こんにちは、菊地れえこです。

 

2019年は残り2か月、今年前半にキャリ婚事業に関わらせていただいたこともあり、結婚生活や婚活などをよく気にした年だったと、早くも1年を振り返り始めています。このコラムを読む方の中には、今年のうちに結婚を決めたいと思いつつ一歩が踏み切れないと焦っている方もいるかもしれません。その一歩が踏み出せない原因が、些細なことながらも「この人、大丈夫?」と思ってしまうことだとすれば、相手と自分の素質の違いを明確に認識できる統計心理学i-colorがお役に立つかもしれません。

 

価値観が違いそうだからと結婚に踏み切れないのはもったいないような気がする今日この頃です。私も主人とは、価値観がだいぶ違いそうだとは認識していたものの、統計心理学i-colorのおかげで価値観が違うような気がしていたのは素質の違いと納得できることが多かったので、大好きな気持ちそのままに結婚を迫りました。思った以上に家事参加も育児参加も積極的な素敵な夫で幸せです。(主人から見ても、私はあんまり合うタイプではないと思っているようですが、結婚自体は失敗でないと考えてくれてそうです。)

 

とはいえ今でも、主人には「この人、大丈夫?」と思うことは多いです。ただ、大体のことは素質の違いによるものなので、「まぁ仕方ないというか、それも彼の素質であり個性であり、魅力にもなりうるところ」と納得もできるのです。先日もこんなことがありました。

 

 

まずそれを確認しないの?!

 

働き方改革もなんのその、時には休日出勤を厭わない主人。いつもより人数が少なく電話もない休日出勤のほうが集中できるので、i-colorコーラルにとっては仕事が進みやすいのだと思います。仕事が立て込んでいたり、ハッピーマンデーで連休が続いたりすると、どうしても仕事が気になるようです。

 

雨なので買い物に行くのに車を出してほしいのになぁと思っていた日曜日、「仕事に行く」というので仕方なく送り出したものの、1時間ほどして「建物が開いてなかったからこれから帰ります」とLINEがきました。私は、「え、確認しないで行ってたの?」と、ただただ驚くばかり。帰ってきてから主人に「入れるか先に確認してなかったの?」と聞いてみましたが、「うん」の一言だけ。言葉を失ってしまいそれ以上何も言いませんでしたが、開いた口が塞がらない時間が続きました。

 

さらに次の土曜日、やはり「仕事いきたい」と休日出勤に向かった主人。先週のことがあるから今回は確認したのだろうと思って送り出したのに、2時間もしないうちに帰ってきました。「あれ、どうしたの?!」とびっくりすると、「LINEもしたけど、今日も鍵が開いてなかった」と言うではありませんか。LINEを見てみると、「今日は中の鍵が開いてなかった」と……「オフィスの鍵持ってないの?持ってないのに確認もしないで行ったの??」と、先週同様、開いた口が塞がらず、ただ目を見開いて主人を見つめるばかりでした。

 

 

価値観の違いと素質の違いを混同していませんか

 

こんなことがあると、さすがに「この人、大丈夫?」と思わずにはいられませんが、これもまた、素質の違いが大きく関わっています。

 

統計心理学i-colorでは、素質・行動傾向ごとにグループ分けします。グループの分け方は何パターンかありまして、特に面白いのは、コラムでもたまに話題になります、「希望優先タイプ」と「リスク優先タイプ」。ほとんど真反対の志向での行動なので、お互いの話を聞けば聞くほど目は大きく見開かれ、開いた口が塞がらなくなるほどの衝撃を受けます。はぴきゃりアカデミー本講座の講義でも、この話題が一番盛り上がるのではないかと思っています。

 

主人が2週続けて確認もせずに休日の開いていないオフィスに向かってしまうのも、そんな主人に対して私が心底信じられない気持ちになるのも、この希望優先タイプかリスク優先タイプかの違いが大きいのです。i-colorコーラルの主人は希望優先タイプ、かつ短期決戦型で目の前の仕事に集中するi-colorコーラルらしく、仕事以外のことがちょっと目に入らなかったようです。対してi-colorブルーの私はリスク優先タイプ、かつ、i-colorブルーを含めた展開グループらしく効率主義合理主義省エネ志向なので、約1時間かけて通勤した先で何もできず帰ってくるような自分は許せないし、そうならないように事前に確実な情報を入手し準備をするようにします。

 

これを知らなければ、私から見た主人は「しっかりしていない、ただただ不安な人」になってしまいますが、素質の違いが特に出やすい組みあわせだからと納得できれば、「そんなところもあるけれど、大好きな人」のまま。価値観の違いと素質の違いを混同してしまうともったいないこともあるという話でもあるし、素質の違いといえどそれが許せない、耐えられないと分かるのも含めて、統計心理学i-colorがお役に立てる話です。

 

 

自分を変える、素質を超える

 

さて、主人は家事も育児もたくさんしてくれて、私が疲れすぎないように最大限の配慮をしてくれます。「ありがとう、助かる」と感謝を伝えるとたまに返ってくるのが、「だってれえこさんに言ってもしないじゃん、しないなら俺がするしかないじゃん」というもの。ストレートな物言いをするi-colorコーラルらしく、容赦のない「ダメな妻」扱いが始まります。でもこれはこれで重要で、主人が必要に応じて自分が変わることを選択し実行する人だからこそ、価値観の違いと素質の違いを混同する以前に、合わないタイプの私ともなんだかんだで結婚生活を送れているわけです。本当に良くできた人だなぁと感心してしまいます。

 

大好きな人でも、この人なら安心と思っても、結婚をしてみれば、こんなはずじゃなかったということも多かれ少なかれあるものです。統計心理学i-colorで素質の違いを認識したうえで、自分を変える、素質を超えることを求められても関係を築くことができるかどうか、そんなところも結婚には重要なのだなと主人から感じています。

婚活中の皆さん、はたまた結婚生活に思うところがある皆さんに、明るい未来がありますように☆