みなさま、ご機嫌いかがですか?

 

i-colorオレンジ、はぴきゃりアカデミーVision Quest校主宰の河本ここのです。

 

「母になる」という今期の日テレドラマがありまして。

 

第1話では、沢尻エリカ様のラーメン号泣シーンが話題にもなったそうで、皆様の中にはご覧になられた方もいらっしゃるかもしれません。

ストーリーの始まりをごくごく簡単にお伝えしますと、エリカ様扮する女性が結婚して男児を産み家族仲良く暮らしていたところ、エリカ様が目を離したほんの一瞬の隙に息子が誘拐されてしまう、と言うものであります。

 

でですね、私の友人がその1話を見て次の様なFB投稿をしまして、友人ママ間で熱くバズったんであります。

子供が生まれてから熱いラーメンなんて食べたことなかった、という沢尻エリカの台詞が切ない。

自分だけ早く出産したことで友人たちから取り残されたような気持ちで過ごした頃が、たまに子供を預けて出かけることに訳もなく罪悪感のあった頃が、私にもあったよ。

この短い投稿に熱いレスが続くこと続くこと。。。。

 

そうですよね、自分の思う通りにやりたいことが出来ず悶々とする時期って確実に存在するんですよ。

 

そしてそう言うときって、とかく周りが妙にキラキラしてみえるんです。

 

私が子育てをしていた当時はSNSがなかったので、同期より早めに子どもを産んだ身としては大海の小島に一人取り残されていたような孤独感を味わっておりました。

あの頃SNSがあればどんなにか心の支えになったことかと想いを馳せたりもしますが、現在は、SNSあるがゆえに「リア充」な友人のキラキラした様子が目についてしまうこともあるようで。

実際、私たちより遅めにお子さんを出産された友人は、早め出産組の子どもたちが次々と成人していく様を見て取り残されていく様な焦りを感じることもあるようです。

いずれにせよ、心の深いところで感じる孤独感に違いはないようですが「自分一人が・・・」の孤独トラップに陥るとツライですよね。

 

そしてそんな時には「目の前のことを一生懸命やりなさい」という言葉を自分勝手に思い込んでしまい、自分を犠牲にしてしまうことも起こりがちかと思います。

 

私たちは常日頃、目の前の事を一生懸命やりなさい、と言われています。そうすれば道は拓ける、とも。

それは実際にその通りなのですが、言葉の意味を勘違いしてしまってる時もあるんじゃないか、そう思うんです。

 

ドラマのエリカ様は、一生懸命子育てしています。彼女にとってそれはとても幸せな毎日なのですが、子どもを生んで初めて地元の同窓会に出席するために帰省した時のこと。

同窓会では自由に笑っておしゃべりしてとても楽しくって。

みんなでふぅふぅしながら食べたラーメンが熱くて、あぁラーメンって熱かったんだと改めて気づきます。

幸せな自分がありながらも独身の友達が羨ましくてほんの一瞬「子どもなんていないのも良かったかも」って思ってしまう。

同時にそんな自分に罪悪感を感じたりするんです。

そして、我が子が誘拐されたのは、たとえ一瞬でも「子どもがいない人生も良かったかも」と思ってしまった自分のせいだ、そう自分を責めるのです。

 

この気持ち。

 

子育て中の「一生懸命頑張ること」を「目の前にいる子どもと一緒にいて、世話をして愛すること」とか「子どもに対して何かをしなくてはならない」って、そんな風に思いこんでないかなって思うのです。

 

でも。

 

そんな思い込みで、もしかしたら本当に一番大事にしなければならない「自分」を大切にしていないんじゃないか、そう思うのです。

 

一生懸命やることはとても大事。でも「目の前のこと」には「自分」も含まれるんです。時には子どもから離れていいんです。

一生懸命やる前に、自分にとって一番身近な存在である「自分」を大事にすること。

そして、今、自分を満たして生き生きする事。

その満ち足りた自分の幸せは、結果として近くにいる家族や友人など周りの人間関係に還元されていくのだと思います。

 

繰り返しになりますが、自分を大事にして、自分がまず満ち足りた気分で幸せの中にいることが何より大事なのだと思います。

 

子育てはいつかは終わりますよね。でも、次には「介護」問題がおとずれるかもしれません。

その時に、一度味わった罪悪感を、繰り返して味わわないようにするのも大事な学びの一つ。

子育てを通じて「罪悪感という呪縛」を感じているママのみなさん、その思い込みから解放されて「自分」のことも大事にしてみませんか?

 

エリカ様主演のドラマに話を戻しますと、ストーリーは、子育て中の母親たちが感じる切ない気持ちをセリフに散りばめつつ、思いがけないスリリングな展開になるようで、今後も気になる展開かと。

 

ということで。

 

自分の周りの人たちを幸せにするために、まずは自分自身がご機嫌よく今日の一日を過ごしていきましょう〜。