ドイツで はぴきゃりヨーロッパ を主宰するキャリアカウンセラー柏葉綾子です。
すっかり冬も深まってまいりましたが皆さまいかがお過ごしですか?
先日、ランキングを通してびっくりするくらい素質の違いを実感する機会がありました。
自分のランキング結果を見るのは好き?
人気ブログランキングや、ホテルやレストランのレビューランキングなど、私たちの身近には「ランキング」があふれています。私も旅行に出かける時など、とても参考にしており、ユーザー視点では本当に便利だなぁ… と思うのですが
社会で生きていると、いわゆる自分がランキングに組み込まれることってありますよね。
・テスト成績ランキング
・営業成績ランキング
・ブログの人気ランキングetc…
皆さんは、自分のランキング結果を見るのは好きですか?
i-color 表現グループ(ゴールド・コーラル・グリーン・オレンジ)は、
結果がわかりやすいのが大好きですから、やはりこう目に見える結果をつきつけられると、ものすごくモチベーションが上がるようです。自分のランキング結果を待つ彼らの瞳は、どこか楽しそう。
しかし、i-colorオリーブの自分は、というと競争が苦手なもので実はランキングも苦手。
こんな時、表現グループだったら人生もっと楽しかったかもなぁ~と思ったことは数知れません。
また、オリーブと同じ発案グループでも、結果にコミットする i-colorイエローは、さりげなく1位を取りに行くのが上手!ということが発覚。イエローは発案グループの中でも実績を重んじるタイプの人で、確かにきちんと結果を出すためにコツコツ準備を怠らない印象があります。
そこではた!と気がついたのは、自分の場合、ランキングや順位発表で狙いを定めて1位を取りに行ったことがない、ということでした。
順位を気にしないオリーブ vs 競争でこそ燃えるコーラル・オレンジ
例えば小学生の頃、運動会のチーム対抗などでは1位を目指していましたが、それは1位をとったら「みんなの喜ぶ顔が見られるから」そして「一緒に喜べるから」というのが本音。
1位をとることで周りとの連帯感を感じられるから、というのがオリーブな私の正直な思いでした。
ですから、自分1人がピンで1位を取りに行く、という状況はあまり燃えません。
テストで満点をとっても、誰かと同点一位!というシチュエーションが、何となく仲間意識を感じて嬉しかった記憶があります。
その理由には、仲間と争いたくないという気持ちもありますが、それ以上にオリーブにとって結果よりプロセスが大切、という価値観が大きいように思います。
友人の音楽家@i-colorオリーブさんも「順位や結果を実はあまり気にしない」「もし気にしていたら、オーディションやコンクールでもっと結果を残していたはず」と似たような返答。
ドイツの音楽コンクールは熾烈な競争社会です。
私の周囲では、結果を残す人のほとんどはi-colorコーラルかオレンジ。
コーラル、オレンジは競争自体を楽しめる素質の持ち主ですから、ノーミスかつ高評価を狙える入念な練習をして1位という結果を自ら取りに行きます。結果のためにすべてのプロセスを費すことができ、それが彼らのモチベーションそのものなんですね。
しかしオリーブの場合、競争は苦手ですから、コンクールに限らず彼らと同じようなやり方で競争社会を勝ち抜くのは至難の技です。それが故に、結果がついてこないことも多く、「本当にこれで良いのかな?」と思ってしまうこともしばしば…
あなたの人生の成功パターンは?
私も長らくそんな思いを抱えていたのですが、それが吹っ切れたのは
昔からの自分の成功パターンは、結果を気にせずのびのびやっていた時にある、と気付いたことがきっかけでした。
小学生の頃、地元の英語塾に通っていた時のことです。途中から入塾した私は最初は皆のペースについていけず、いつも1人だけ3~4問遅れてマイペースに解答していました。
それを見ていた英語の先生は
「ババ子ちゃん(当時の私のあだ名)は人より遅れていても全然焦らないの。この子、本当に大丈夫なのかしら?って最初心配だったんですよ」
と、保護者会で母@i-colorグリーンに話していたそうです。
母はグリーンらしく成績はとりあえず平均点を取れていればOKというスタンスだったため、あまり厳しい指導は受けなかったのですが
その当時から「自分は競争には向いていない」「人と比べると焦って余計失敗する」ことを何となく理解していた私は、とにかく「人と比べない」を徹底して、今できる自分のベストを尽くすことに集中していました。
毎瞬毎瞬ベストを尽くすことで、自分史上最高の結果が出せると信じていたんですね。そうやって結果を取りに行くのが昔から私のやり方だったのですが、今思うとこれは、非常にオリーブ的なやり方です。
プロセスを大切にするオリーブにとって、できることはやはり1瞬1瞬にベストを尽くすこと。1分1秒でも成長していたいという素質を最大限に活かして結果を残していくには、プロセスに注力した副産物として結果を手に入れる形がベストなのかもしれません。
正直、もっとちゃんと結果を出せる子だったらな~と思ったことは沢山あります。
でも現在私は、はぴきゃりヨーロッパを主宰しながら、受講生の皆さんの海外ハッピーキャリア作りを応援しているのですが、変化のプロセスをサポートする、今回これはとてもオリーブの自分の性に合った仕事だと実感するに至りました。
皆さんも、ぜひ自分にあった成功パターンを研究してみてください!
ドイツ在住のキャリアカウンセラー。
はぴきゃりアカデミー第5期修了/i-colorオリーブ。ドイツ人材会社での勤務を経て、2015年9月よりキャリア講座を主宰。
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