お久しぶりです、野人です。

 

不本意ながら実に2年振り?の投稿となってしまいました。

皆様お久しぶりです。

はぴきゃりキュレーターi-colorグリーン、「野人」ことはぴアカ29期生カヲです。

奇しくも私の最後のコラムが2019年、大河ドラマ「いだてん」の放送真っ只中でした。

その頃にはまさかオリンピックが延期になるとはつゆほど思っておらず、

自身がものすごく辛(かったんですよ去年…)くなるなんて微塵も思っておりませんでした。

 

時は過ぎ、大河が12月で終了し、2020年になり、3月。

コロナウイルスが猛威を振るい、それは現在に至るまで継続し、私たちの生活は一変しました。

外出自粛、オリンピック延期、GOTOキャンペーン、ソーシャルディスタンス…。

当然ながら野人の愛する野外音楽イベントやフェスも悉く中止、

行きつけのバーはおろか好きな人たちとの会合さえできない日々。

……改めて2020年、振り返っても超絶きつかったですね…

本当に皆様お疲れ様でした。

 

マジで今生きてるだけで超偉いっす!!!

 

 

野人の2020年

 

何を隠そう2019年の野人はタイムサイクルで言うと「フル」

まぁ言うなれば真冬の巣篭もり期、のようなものでした。

気力体力を温存し、来たる春に向けてと言う時期だったので色々うまくいかなかったんですが

それも時の流れと腹を決め込み、2020年には大きく動き出そうと思っていた矢先のコロナ。

 

2020年はタイムサイクルで言うところの「プロモーション」だったわけでして

文字通りガンガンとプロモートしていこうと思っていたんですよ、ホント。

ところが、自分のペースをコロナに崩され、仕事もてんでうまくいかず、外出自粛で人とも話さず。

そうなるといやでも自分と向き合う時間が増えるのです。これはなかなかに厳しい。

 

元々自身の自己肯定感のなさは課題だったんですが、

それが浮き彫りになった一年と言っても過言ではありませんでした。

だもんで、小さな「辛い」がチリチリと積もって、

気付けばうまく呼吸ができなくなっていたんですね。

 

さらに一つ一つが些細なことなのに、それが解消されずに積もると

対処法がわからなくなると言うことにも気付きました。

今までだったら信じられないような仕事のミスも数え切れないほどやらかしましたしね…

そしてそう言う状況では往々にして自身の嫌なところしか目につかなくなるものです。

 

 

「推し」の存在

 

そんな、精神的にはいつ死んでもおかしくないくらいの状態だった野人が何とか生きながらえたのは

大袈裟でなく「推し」の存在があったからです。

元々私は薄く広くいろんなものを好きになるタイプでして、

特定のグループやアイドルにハマったことはほぼ皆無でした。

(好きなバンドマンとか音楽家はいましたけれどね、アイドル界隈はほぼハマらず)

 

そんな野人の2020年は、アイドルに傾倒したことによって救われてゆきました。

ホント、人生何が起こるかわかりません。

ただこのタイミングで「推し」に出会えたのは、多分必然だったと思ってます。

しんどすぎる2020年の中で野人の唯一の希望の光でした(大袈裟なようで本心です)

特に私の「推し」は昨年3月にデビューしてから満足にアイドル1年目を過ごせてないのに

それでもキラキラした姿を見せてくれるってどれだけ尊いの…!と思ったものです。

恨み言のひとつも言いたくなるのに…すごいなぁ、と感心してしまうことばかりでした。

 

そんな野人の推し…「JO1」と言うんですけれど。

(※約6000人の中から視聴者が投票して結成された11人のグローバルボーイズグループ)

彼らにハマったのはオーディション番組を視聴していた時からなので

いわゆるアイドルになる前、「練習生」の頃から彼らの成長を見ていた、と言うのが大きいです。

 

大人になるとわかりやすく区切りをつけることもなく、自身の成長の測り方もわからなくなる中、

中にはオーディション時には歌もダンスも未経験だった子が

アイドルとしてパフォーマンスをしているのを見る度に、エモい感情が押し寄せてくるんですよ。

「こんな気持ち初めて…!!」をたくさん体感した昨年でした。

感覚としては多分甲子園で活躍していた子たちがプロ野球選手になった時の活躍を見る、に

近いのではないかと勝手に推察しております。

 

 

推しは推せる時に推すし、たくさんの方がいい

 

そして私は気付いたんです。

 

「当たり前」は存在しない。

 

現に昨年はそれまでの「野人にとっての当たり前」が悉くなくなった1年でした。

誰かがそばにいることも、たわいのない話ができる環境も、貴重で尊いと言うことに気付きました。

そしてそれは誰かと比較するものではないことです。

同じ状況でも感じるしんどさや辛さは個人差があって然るべきなんだなぁと痛感しました。

だから、推しは推せる時に推す。

そして推しを一つに絞る必要もないんだなと、実感できた1年でした。

 

正直未だに野人的には苦しい日々が続いています。

辛い苦しい渦中にいる時、そんな姿はなかなか人には見せたくないものです。

それでも、全てを曝け出す必要はないかもしれないけれど

「しんどいよ〜」とちょっとかっこ悪い自分を出してみるのも一つかなと思ったので

今回このコラムを認めました。

 

ふと立ち止まって後ろを振り返ってみると、意外と遠くまで進んでたってこともあるし

きつい苦しい思いをしなかったら気付けなかったこともあるかもしれない。

そうやって毎日を何とか乗り越えていく日々も必要なのかもしれないと、そう思った2020年でした。

そしてその日々を乗り越えるために「推し」の存在って尊いな、と改めて思うのです。

何かを好きになれる自分て、それだけでちょっと可愛いし。希望があるなぁと。

 

いや、そら苦しいことは嫌いですよ?!できれば避けて生きていきたい。

ただ、自分の思い通りにはならなくても、自分のためになる人生には、なっているはずだから。

一瞬一瞬を大事に噛みしめながら、進んでいこうと思います。

 

本当に、私たち、生きてるだけで超偉いです。

この世の中に、生きてちゃいけない人はいないです。

 

野人は去年苦しんだ分、

今年はパワーチャージを図りながら、迎撃の準備をしていこうと思っております。

(推しについて語り足りなかったりするのでそれについてはまたどこかで認めます←)

 

以上、野人でした!