2019年も折り返し地点
皆様こんにちは。
はぴきゃりキュレーターi-colorグリーン、「野人」ことはぴアカ29期生カヲです。
さてさて、早いもので2019年も半年が過ぎました。
折しも今年タイムサイクルフルの野人、
なかなか「全開!」で動くのがしんどい時期が続いております。
この天気も相まって、停滞しがちな昨今ですが
皆様の調子はいかがでしょうか?
そんな野人ですが、このほど熱中して観ているドラマがございます。
そう、「いだてん~東京オリムピック噺~」です。
このドラマ、なかなかに視聴率ばかりがニュースで取りだたされておりますが、
野人史上No.1大河といっても過言ではありません。
(そもそも私は大河を見る、という根気がない人間なので
大河視聴を完走したことがほぼないんですが
これに限っては完走しそうな気がしています)
今日はそんな大河ドラマを切り口に、i-colorを語ってみたいと思います。
金栗四三と田畑政治
さて、「いだてん」は大河では珍しく近代史を扱っています。
日本人初のオリンピック選手であり、箱根駅伝創始者の金栗四三(しそう)。
そして1964年東京オリンピック招致の主催者、田畑政治(まさじ)。
およそ歴史上有名ではないこの2人が主人公の大河です。
そしてこの2人を繋ぐのが、昭和の落語家・古今亭志ん朝。
彼の落語が物語を紡いでゆき、東京オリンピック開催までの道筋をたどるのです。
過去の「ジンクス」では、特に近代史は大河では人気がないといわれていたり
殺陣がなかったりすることで今までの大河視聴者層が離れると言われていました。
事実、視聴率「だけ」を見れば、それは正しかったのかもしれません。
ところが、野人の周りの視聴者はこれでもかというくらい、
「いだてん」を絶賛しています。
(そもそも受信料を払って視聴するNHKの視聴率を気にする意味がマジでわからない)
無論、私も毎週何度も見返すくらいハマッている大河です。
異例ともいえる「主役2人体制」
そんな「いだてん」ですが、先日6/30から第2部がスタートしました。
ものすっごくざっくりと解説すると、
初のオリンピック出場を経て、国民の大いなる期待の中メダル獲得を逃し
女子の体育教育を推進するさなかに関東大震災に遭い、復興するまでの第一部。
(ここまでの主役は金栗)
時は過ぎ、時代は大正から昭和へ。
水泳を愛した男が新聞社に入社し、回転の速すぎる頭を使いながら
様々な人を巻き込み、幾度となく訪れる戦争を挟みながら
ついにはオリンピック招致・開催まで果たす第二部。
(この主役が田畑)
…待って、主役が2人もいる大河って聞いたことないぞ?
と野人は思ったものです。
もちろんそこにはさまざまなドラマがあるんですが、
何よりも架空の人物、すなわち歴史に名を残さない「市井の人」が
今いる私たちと地続きであると感じることのできる作品なのです。
例のごとくi-colorに一切触れぬままここまで文字を重ねていますが
今回はそんな物語を演じる2人の役者(中村勘九郎さん・阿部サダヲさん)と、
この物語を紡ぐ脚本家・宮藤官九郎さんに焦点を当ててみてみましょう。
作るべくして作られた作品
第一部主役の金栗四三を演じるのは6代目中村勘九郎。
i-colorは内面ゴールド、外面オリーブでした。
i-colorゴールドはボヘミアンラプソディーコラムでも触れましたが
とにかく自身のこだわりがきらりと光る人生を目指して見つける人。
彼の場合は父の背中を見てその道が決まっていたのかもしれませんが、
歌舞伎のみならず「表現」するということに拘りを感じずにはいられません。
(今回も筋肉の付き方が本当に陸上選手のよう!)
そして第二部主役、田畑正次を演じるは阿部サダヲ。
i-colorは内面オレンジ、外面ピンクでした。
阿部さんの演技を見ていると「テンション高っ」と思うことも多いですが、
実は彼はとても緻密に、計算してあの演技を成し遂げているとのこと。
i-colorオレンジさんは表現Gの中でも「コンペティション」と言って
競争心が他のカラーの人よりも強い傾向にある素質。
ただ、それは「他人」というよりも「自分自身」に対して
発揮されることが多いような気がします。
…奇しくも2人とも内面:表現G、外面:発案Gという!!
もとよりその名の通り「表現」Gなので、俳優さんには多い素質である
ということは聞いていたのですが、
スムーズな主役交代バトンタッチがあったのも頷ける気がします。
では、脚本家・宮藤官九郎(以下クドカン)はなんでしょう??
みなさん、どんな素質があると思いますか??
…クドカンのi-colorは内面ロイヤルブルー、外面オリーブでした。
i-colorロイヤルブルーは12色の中でも最もプロ意識が強い素質。
「いだてん」を見ているとそれは痛いほどよく感じます。
過去のクドカン作品を見ても、第1話に示唆されていた伏線が
最終回に回収されたり、小ネタがちりばめられていたり。
一見何も関係なかったエピソードがつながる瞬間を目撃するのは
いつ見ていてもゾクゾクします。
ながら見のできないドラマが本当に多いこと!
そして今回の大河でも見事にその手腕を如何なく発揮しています。
史実と創作の交ぜ具合に、プロフェッショナルを感じざるを得ないのです。
「間違いなく俺の代表作になる」
クドカンは脚本を書き終える直前、上記のセリフを雑誌の連載で断言したそうです。
野人は主役2人を含めて、間違いなく彼らの代表作になると思っています。
え?なぜかって??
それは、彼らのタイムサイクルが教えてくれました。
中村勘九郎の今年のタイムサイクルは「アプルーバル」。
周囲から認められ、立場が上がることが多くなる時です。
風は追い風、まさしく彼の新たな一面が見えたと思っています。
そして阿部サダヲの今年のタイムサイクルは「スケールアップ」。
今までと違ったことがしたくなり環境の拡大や変革をする時です。
まさに大河の主役は彼にとっては環境の変革・拡大!
これからのさらなる飛躍も期待されますし、ドキドキが止まりません。
最後に脚本担当のクドカンこと
宮藤官九郎のタイムサイクルは「ランディング」。
今までやってきたことに白黒はっきり決着をつける時、いわば集大成です。
私はもともとクドカン作品は大好きでほぼ欠かさず見ていますが
そのメソッドが子の大河には集大成として詰まっているような気がしています。
落語を物語に取り入れているところは「タイガー&ドラゴン」を思い出し、
関東大震災の書き方に「あまちゃん」を想起させる。
そして彼の視点はひとどころにとどまらず、だれに対してもいつも優しい。
脇役ではない人物の人生に思いを馳せてしまうのがその理由でしょう。
追い風2人の主人公を携えて、クドカンが大きな10年の集大成を創る。
…うん、代表作間違いなし!!と野人は思うのです。
野人は決してNHKの回し者ではありませんが、
今からの視聴でも遅くないです。
スポーツが得意な人も苦手な人も、感じ入ることがある作品だと思います。
7月7日放送では、日本人初の女性オリンピック選手誕生の話が描かれます。
(ちなみに演じるは世界的ダンサー・菅原小春さんです)
キャリア・人生に悩む女性の皆様はもとより
何かに挑戦をしたい!勇気が足りない…という方は是非ご覧ください。
野人は予告の2分だけで泣きました←
これからの半年間も、しっかり見続けて完走したいと思います。
以上★野人でした。
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i-colorカウンセラー
はぴきゃりアカデミー第29期修了/i-colorグリーン。
元銀行員として12年マネーライフコンサルタント担当、管理職経験あり。自分の素質とはマッチしない職場環境に疑問を抱き、はぴきゃりアカデミー受講。自身の素質と向き合いヒューマンリソース系ベンチャー企業へ転職。
「老若男女問わず一人一人が自分の素質を活かせる仕事を」をモットーに日々研鑽中。
ゆくゆくは「おっさん図鑑」を監修し、はぴきゃりFor Men設立を虎視眈々と狙っている。
はぴきゃり内愛称は「野人」。