こんにちは。はぴきゃりアカデミー代表のエツ姉@i-colorオリーブです。

 

 

はぴきゃりアカデミー開校10周年を機に、昔書いたブログなどを読み直していて、「そうそう、そうだった!」などと、初心に帰っているエツ姉です。

 

 

「i-colorはなぜ色で表現されるのですか?」

 

 

そういえば、昔はよく聞かれたけど、最近はあんまり聞かれないので、説明しなくなってたわ・・・。ということで、今日はこのネタで。

 

 

i-color診断は生年月日とその日に生まれた人の持つ考え方や行動パターンの傾向性を、主に金融機関との共同研究により、30年&3000万人以上のデータを検証し法則性を立証しているPID社の統計データがベースとなっています。

 

 

PID社の統計データは法人向けに開発されたシステムで、大手企業に採用され、マーケティングや人材教育に活用されています。

 

 

2007年、この統計データをはぴきゃりで活用させていただくことになった際、働く女性向けだし、明るくワクワクできるイメージにしたいとの熱き(暑苦しすぎる?)思いを汲んでくださり、ベースの12タイプを色で表現できることになりました。

 

 

で、本題の「なぜ、そもそも色なのか」という話なんですが。

 

 

さかのぼることうん10年前。エツ姉は大学のゼミで大衆心理について研究していました。

 

 

流行りのブーツをはいている女性が1時間に何人通るのかを街角でひたすらカウンターをカチカチしたり、女子大生を集めて化粧品に関するグループインタビューをしたり。

 

 

その一環で、色が人に与える影響について興味を持ち、文献を読みあさっていました。

 

 

色が人に与える影響。寒色は清涼感、暖色はあたたかさを感じる、なんていうとわかりやすいですかね。

 

 

知識としては色が人に与える影響を知っていましたが、その後の経験で、色と人間心理の本当のつながりを目の当たりにするのです。

 

 

その経験とは、父の死です。

 

 

 

 

父と母は15歳差の年の差婚。そのため・・・かどうかは不明ですが、父に対してはたいそう甘えん坊な母でした。

 

 

父が肝臓がんで入院したとき、片時も離れたくないからと、父のベッドの横に布団を持ち込んで病院に寝泊まりしているような母でした。

 

 

入院から1年ほどで他界するんですが、母にとって夫の死は受け入れがたいものだったのでしょう。お葬式の後に両親の寝室を覗くと、押し入れをあけて父の布団の匂いを嗅いでいる母がいました。母にとって、この事態がどれだけ過酷なものなのかを痛感しました。

 

 

それから、母の状態は日に日に悪くなっていきました。心療内科に連れて行くと、突発性のうつ病だと診断されました。

 

 

まあ、看病疲れも出たんだと思います。何しろ病院に寝泊まりしていましたからね。

 

 

お薬が効いて、これまでの寝不足を取り戻すように、一日の大半を眠って過ごすようになりました。

 

 

3ヵ月ほどすると、体力が回復してきたようでした。日中は活動できるまでになりました。

 

 

そんなときです。気分転換に母を買い物に連れ出すと、洋服や小物にいたるまで、これまで選んだことのない色を選びだしたのです。

 

 

元気な時の母は、割と明るめの色が好きな人でした。しかし、そのときだけは、とにかく紫、紫、紫。もう母には紫色しか目に入っていないようでした。

 

 

紫色というと、どんなイメージがありますか?

 

 

お坊さんの袈裟の色だったり、歴史的に見ても高い位の人が身につけている色なので、高貴なイメージを持つ方もいるかもしれませんね。

 

 

色彩心理でいえば、現実逃避の意味があります。その頃の母には、現実から逃げたい気持ちがあったのは頷けますが、エツ姉はもうひとつの色の効果に注目していました。

 

 

それは、紫色の持つ癒しのパワー。

 

「あぁ、お母さんは立ち直ろうとしているんだな」。

 

そう直感しました。

 

 

ところで、色って電磁場の一種です。私たちは特定の波長で網膜を刺激されると色として認識します。波長の長さによって認識する色が変わるわけです。

 

 

そう考えれば、色として認識できる波長(可視光線という)による刺激が色を認識する以外にも私たちに何らかの影響を与えることは、不思議なことではありませんよね。

 

 

で、紫キャンペーンです。とにかく紫を取り入れまくって、見る見るうちに母は元気になっていきました。

 

 

すっかり回復した母が自分のクローゼットを見て一言。

 

「私、なんでこんな色の服ばっかり買っちゃったのかしら・・・」

 

 

(色ってすげえ・・・)

 

これが色彩心理に関するエツ姉の原体験です。

 

 

ちなみに、紫色は癒しの色ですが、i-colorバイオレットが癒しを求めている人なのか、というと、そういうことではありません。

 

 

人がi-colorバイオレットの人と交流したときに、紫色を見たときと同じような効果がある、というのがわかりやすいかな。

 

 

事実、i-colorバイオレットの人は初対面の相手でも一瞬で心を開いてしまう才能をお持ちの方が多く、カウンセラーやセラピストなど、人を癒す仕事に就く傾向もあります。(あの瀬戸内寂聴先生もi-colorバイオレットですね)

 

 

そんな風に、素質の傾向性と色の持つ意味をかけあわせてi-colorをつくりあげました。決して適当に割り当てたわけではありません笑。

 

 

不思議なのは、「この色が好き」「勝負の色!」なんて、知ってかしらずか、ご自身のi-colorを選んでいる方って案外多くて。

 

 

ゆりこグリーンで都知事になった小池ゆりこさんはi-colorオリーブ。

(写真は小池ゆりこオフィシャルサイトより)

 

ピンクが一番好きな色だというタレント森泉さんはi-colorピンク。

(写真は森泉さんインスタグラムより)

 

 

もう1人のゆりこさんw石田ゆり子さんはi-colorレッド。前クールのドラマでは奇しくも都知事役でイメージカラーが赤だった!

(写真は石田ゆりこさんのインスタグラムより)

 

 

逆に、診断結果を聞いた途端に「この色嫌い・・・」って顔が曇る人も。うちの受講生で「私、絶対にこの色じゃないと思うので、それを証明するために受講します」なんて人もいたんですが、講座を修了する頃には、自分のi-colorが好きになっている人多し^^

 

 

自分らしさを受け入れるスピードで、ゆっくりその色を好きになる。そんな過程を見るのも好きです。

 

 

i-colorは内面の輝きの色なので、ラッキーカラーでもないですが、気づくとi-colorづくしになっているのは、はぴきゃり修了生あるあるでもある。

 

 

考えれば、自分と似たような性質を持つ「色」はそれこそ「波長が合う」からなのかもしれない。