ドイツ在住・キャリアカウンセラーの柏葉綾子です。
「職場の人に意地悪される」
「会社でひどい目にあった」
偶然か、はたまた必然か先日そんなお話を3~4件も聞きました。
1日の大半の時間を過ごす職場に居づらいなんて…とてもしんどいですよね。
そこで今日は職場がつらい時の自分の在り方トレーニングについて書いてみたいと思います。
まず…どんな状況でも「仕事をやめてはいけない」なんてことはありません。
自分と相談して、本当につらかったらやめましょう。
生きていれば必ず何とかなりますから。
その上で今回は
「それでも自分は、この仕事を続けたい」
「なぜか行く先々で似たようなことが起こる」
ケースにおいて
「なぜそんなことが起きているのか?」
「何に気づくためのきっかけだったのか?」
という視点で紐解いてみたいと思います。
普段こんな行動や考え方をしていないか?
一度、振り返ってもらいたいポイントです。
注:上手くいかない時というのは
誰にでもあります。(私も)
自分を責めないで、ただただ
冷静に振り返ってみてください。
<< 職場での在り方チェックリスト >>
① まず、自分が言いたいことをきちんと発言していますか?
かつて、知人の i-colorピンク ちゃんが
パワハラ上司に悩まされていた時のこと。
飲みに行くたびに職場での出来事を
いろいろ報告してくれたのですが
聞けばきくほど、その上司は本当にヒドい。
でもそれ以上に…
わたし
「あのさ…こうしてほしいって
ちゃんと自分の意見を発言してる?」
ピンクちゃん
「・・・・・」
周りの顔色ばかりうかがい
言いたいことを発言できない人のもとに
言いたい放題の人が現れるのは
残念ながらとてもよくあるケースです。
あなたが
自分の意見を発言できるようになるまで
いろんな形で「お試し」がやってくるんですね。
職場を変えれば発言できる!という方は
自分のために転職してみるのも一手です。
でも、職場を変えても…うーんどうだろう…
という場合は、「お試し」の可能性が。
② どこかで、被害者でいたいとは思っていませんか?
「人生順調だね~」とほめられると
でもあれが上手くいっていない
これが上手くいっていないと
つい言い訳をしてしまうことはありませんか?
(これでは運も遠のいてしまいます…)
人は、幸せになることが実は怖い生き物。
いつも何かに悩んでいたり
被害者でいることで
・他人に目をつけられなくて安心
・周りがかまってくれて寂しい思いをしない
・苦難に立ち向かってる時の自分が好き
そんな不幸と引き換えの
安心材料を得てはいませんか?
幸運をつかむ人は全く逆の発想です。
どんな状況でも
上手くいっているところには感謝できる。
被害者の人生は
本当はいつでも卒業できるのです。
③ 自尊心を忘れていませんか?
これはかなり究極の話になりますが…
周りの人が褒めてくれた時に
舞い上がるのは本当に簡単です。
幼稚園児の頃のあなたでもできます。
むしろ
周囲があなたに愛を持って接してくれない時
結果を伴わない時、ぞんざいに扱われた時
それでもあなたは
自分をリスペクトできるでしょうか?
どんな状況でも
自分を丁重に扱うことができれば
人はあらゆる環境や状況に
左右されにくくなります。
心ないことをいわれても
自分には価値がある、と信じていれば
必要以上に傷つくことが少なくなります。
ぞんざいな扱いをうけても
自分には価値がある、と知っていれば
自然とこちらの意向を伝えることができます。
もう周りの人から
何かを「与えてもらう」必要がなくなり
純粋な「与える」境地を
思い出すことができるのです。
自分をリスペクトする在り方
少しずつ、トレーニングしていきたいですね。
** ** **
と、こんなことを書いてますが
私もまだ自尊心が足りないな…と
感じることが沢山あります。
むしろ、弱い自分の心のあり方を見直すうちに
カウンセリングに興味を持った…というのが
正直なところでしょうか。
例えば
すごく不愛想な店員さんに会った時に
(ドイツだとよくある)
自分の反応が結構変わることに気がつきました。
* 自尊心が満たされていない時のわたし
「ヽ(`Д´#)ノ ムキー!」
「お客なんだから
もっと私をリスペクトしろー!」
* 自尊心が満たされている時のわたし
「ん…?あの人、具合でも悪いのかな…?」
「きっとこの仕事
好きじゃないんだろうな」
こんな風に
自分なりのバロメーターを持つと
すごくおもしろいのでオススメです!
皆さんもぜひ、楽しんでトライしてみてくださいね。
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ドイツ在住のキャリアカウンセラー。
はぴきゃりアカデミー第5期修了/i-colorオリーブ。ドイツ人材会社での勤務を経て、2015年9月よりキャリア講座を主宰。
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