はぴきゃりアカデミーのつっちー@コーラルです。
「目指せ! 乳がんサバイバー」をキャッチフレーズにしている私としては、
どうしても気になってしまうのが、小林麻央さんの件。
年齢が若く、授乳中だったことも手伝って、人間ドックで腫瘤が見つかっていたにもかかわらず、細胞診が遅れ、結果、病気が進行してしまった、という話題が、ワイドショーでも連日、取り上げられています。
改めて感じることですが、やっぱり著名人の影響力ってすごいですね。私が同じことを発信しても、TVで取り上げてもらうことなんてない。でも、彼女がブログに書けば、そこらじゅうの番組で特集が組まれるのですから。まぁ、その分、いやな経験も多いのでしょうが、罹患者の一人として、多くの人が自分と同じような経験をしないで済むよう、微力ながら貢献したいと思っている私としては、不謹慎かもしれませんが、うらやましい限りです。
さて、話を戻しましょう。
麻央さんのケースのように、確かに、乳腺密度が高い若年層で、しかも授乳中となれば、乳がんの発見は難しいのだと思います。お医者様も生身の人間ですから、先入観もありますし、判断ミスもある。
でも、診断が難しいから、発見が遅れても仕方ありませんね、なんて、患者の立場からしたら、絶対になり得ません。
特に麻央さんは、乳飲み子を抱えるママ。幼い子どもたちのためにも、やっぱりママは元気でいるのが理想ですし、我が子の行く末を見守りたい気持ちを考えると、治療で子どもたちとの時間が制限される状況は、辛く、受け入れ難いものだと思います。
実は、私もお医者様の見込み違いで、乳がんが見落とされそうになった口。
ちなみに、最初に病院に行った時のステージは、今思えば、ステージⅢですよ!
そこまで大きく、しかも脇のリンパに転移があったって、見落とされること、あるんです。
まぁ、私の乳がんは、腫瘤=しこりを作るのではなく、踏みつけたガムのようにべちゃっと広がっていたので、触診では見つけるのが難しい類だったんですけどね。
じゃあ、どうして発見できたかというと、お医者様の「気のせいじゃない?」「大丈夫だよ」という診断に、徹底的に食い下がったから。
普通だったら、「気のせい」って言われたら、喜んで帰るところだと思いますが、私、絶対、乳がんだって思っていたんですよね。だって、私の体の異変は、自分が一番よくわかるはずだから。
もし、何かおかしい。そう思うなら、徹底的にその感覚を信じることも、サバイバルには重要なんじゃないかな?と。
その感覚を信じるためには、自分のカラダについても意識するというか、知っておく必要があると。仕事柄、自己分析を生業にしていたおかげで、心ふだけでなく、カラダの異変にも気づけたのかな? なんて思ったりします。
同じく、乳がんで大きなショックを与えた北斗晶さんも、自身の感覚を信じたことで手遅れを免れています。
ちなみに、私も北斗晶さんもi-colorは、コーラル(爆)
もしかしたら、自分の感覚を信じられるのは、コーラルの特性なのかもしれません。
私は、悪性という診断を信じられなくて、やみくもにセカンド、サードオピニオンと、病院ホッパーに陥るのは、時間的にも、経済的にも、労力的にも非効率だな、と思いますが、自分ではおかしい、と思っていて、「大丈夫」「心配ない」の診断を心から納得できないのなら、セカンド、サードオピニオンを取ることは有意義なんじゃないかな、って思っています。
今でも、あの時、どうして「絶対に気のせいじゃない。もっと、詳しく調べてくれ」と、お医者様につめよれたのか不思議です。
ただ、私は、最悪の診断をされることより、絶対に普通じゃない自分の体のコンディションに「大丈夫」と流されることの方が怖かったことを鮮明に覚えています。
これも、自分思考の表現Gだから成せる技なのかもしれませんが、
素質グループに限らず、我が身の異変をもっとも感知しやすい立場にあるのも、判断の最終的な責任を取るのも、自分しかいません。
麻央さんには、ぜひ、治療が奏効し、1日も早く、元気な姿を見せてくれることを祈るばかり。残念ながら、家族でもなく、面識もない私たちには、それしかできません。
強いてできるとするならば、彼女のケースをいい意味で反面教師として、多くの方が二の轍を踏まないこと。そうすることで、麻央さんの体験に大きな意味を作ることかな、って思っています。
10月はピンクリボン月間です。
せっかくの機会。検診を受けつつ、自分のカラダとの対話をしてみませんか?
株式会社はぴきゃり 取締役
統計心理学i-colorエグゼクティブトレーナー/i-colorコーラル。就職活動に失敗、父親の介護のためのキャリアチェンジ、乳がん罹患など、様々なピンチを乗り越えてきた経験をベースに、ピンチとキャリアの両立をテーマに情報提供中。
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