ドイツ在住キャリアカウンセラーの柏葉綾子です。

 

わたしたちは常日頃、様々な周囲の影響を受けて生きています。

社会や職場で周囲の雑音に惑わされず、クリアな自分軸を保つにはどうしたら良いのでしょうか?

 

わたしは本当の自分につながり、内面的な調和を生み出し続けることが大切だと感じています。

 

ということで、ここではわたし自身も大切にしている「自分につながりつづける3つの習慣」をご紹介します。

 

 

① 1人静かに自分と向き合い、心の静寂を取り戻す時間を持つ  

 

朝起きたら、始めに自分と向き合い、自分を心地よくチューニングしておく時間を持ちましょう。

あなたが心地よく自分自身と調和できたと感じたら、それが1日の活動を始める時間帯です。

 

自分と向き合う方法は、どんな方法でも構いません。

 

瞑想、ヨガ、散歩、モーニングノート、朝ラン、掃除、片付け、植物の世話、朝風呂….

 

それをしていると雑念を捨てて無心になれる、もしくは心地よく清々しいと感じるのなら、それがあなたにとっての正解です。

時には、朝起きて一番に思いつくことが自分にとって必要なことかもしれません。

           

会社に到着した時、1日の活動を始める時には、既に自分自身のチューニングが終わって、清々しい気分でスタートできるようにしておきましょう。

 

 

② 思考を使う時間を減らし、意識的に「今ここ」に戻ってくる

 

あまり知られていませんが、日中思考を使っている時間帯、わたしたちは大変なエネルギーを消耗しています。

思考を使う時間を減らせば、毎日の疲労や倦怠感は間違いなく軽くなるでしょう。

 

思考を使わず仕事をするというのは、最初は難しく感じるかもしれません。

私たちは頭を使うトレーニングばかり受けてきましたし、職場でも段取りを組んだり、計画を立てるにあたって、いつも思索をめぐらせているものです。

 

そんな時は隙間時間に、意識的に「今ここに戻ってくる時間」を持ちましょう。

 

最初は姿勢を楽にしてゆっくりと深呼吸するだけでも大丈夫。

その時、体の大枠だけでなく、細胞の1つ1つ、できれば脳細胞までリラックスしていくのをイメージしてください。

 

(参考ワーク:今、ここに戻ってくるワーク )

 

自分の内に呼び戻された静寂をゆったりと感じたら、それから雑念を捨てて目の前の仕事に取り組むのです。心を空っぽに、淡々と、丁寧に。

 

今に在る時間が長くなる内、頭を使わずにできる仕事がふえてくると思います。

するとある時、考える前に閃くという経験をされるかもしれません。

「あ、こうすればいいのか!」と。

 

 

③ 自分の行動、在り方、1つ1つに意識的になる

 

最後の習慣は、無意識の行動を減らし、自分の選択1つ1つに意識的になることです。

 

もしこれを読んで「えー?そんなの疲れそう」と思われた方は、まず②の習慣を取り入れてから③をスタートされることをオススメします。

 

日常生活で思考を使っている時間が長いと、体のあちこちが固まって疲弊傾向にあり、その力んだ姿勢のままこの習慣をスタートするのはかなりの苦行です。

おそらくやっている内にくたびれてしまうでしょう。

 

ですが、今ここに在る時間が長くなると、脳も体も非常にリラックスするようになりますので、意識的に自分観察の習慣を持つことができます。

 

今に在りながら意識的に何かをなしている時、わたしたちは1つ1つの仕事に丁寧に取り組んでいる感覚、そして一瞬一瞬をとても丁寧に生きている感覚を覚えます。

その感覚は本当に心地がよいもので、これを人は瞑想と呼ぶのです。

 

 

いかがでしたか?

みなさんも日常生活にくたびれてしまった時は、本当の自分とつながる時間を持ってみてくださいね。