「湘南東逗子シェアハウス#910(ここのつ島)のオーナー(母さん)兼 はぴアカ分校 Vision Quest校 主宰の河本ここのi-colorオレンジです。

 

みなさん、ご機嫌いかがですか?

 

突然ですが、みなさんは

 

「自分が人にしてほしくない事を人にしてはいけません」とか「自分が人にしてもらいたいと思う事を人にしましょう」と教えられて育ちませんでしたか?

 

もしくは、子育て中の方は、お子さんとお友達との関係性の中でそんな事を言うこともあるのではないでしょうか。

 

これらは、世の中で言うところの「黄金律」や「ゴールデンルール」と呼ばれるものなのですが、最近「これってホントなのかな?」と疑問に思うようになりました。

 

というのも、i-colorを学び、いろいろな考え方やものの見方に察するうちに、

 

人の好みは千差万別。100人いれば100通りの正義がある。

 

ことに、様々な場面で「これでもか」という程気づかされる事が多くなるからなのです。

 

サプライズパーティは嬉しいか?

 

i-colorの素質を理解する中で、引き合いに出される話の一つに「自分のお誕生日のお祝いで、サプライズパーティは嬉しいか」というテーマがあります。

 

何も知らされていない主役が会場に行くと、話を合わせて待ち構えた仲間が盛大にお祝いしてくれるアレです。

 

こんな演出、嬉しいですよね。誰もが喜ぶのではないでしょうか。

 

ですが、実はこのサプライズパーティを「ちょっと困るぅ」という人たちもいるのですよ。

 

それは「発案」グループに所属する方たち。

 

このグループの方達は人の感情の動きに敏感で「みんな仲良く」をとても大切にします。

 

と言うと、このような仕掛けについても喜びそうなものですが、ところがドッコイ。

 

自分の大好きな人たちが自分の知らないところで集まり、楽しく相談をしながら計画を進めていたということ、そこに自分は仲間として入れていなかったと言うことをむしろ「寂しく」思ってしまうそうなのです。

 

サプライズパーティをしてくれるみんなの気持ちはもちろん嬉しい。

 

でも、そのお祝いのプロセスを一緒に楽しむ方がもっと嬉しい、とでも言いましょうか。

 

これで思い出したのが、発案さんの私の友人の話。

 

以前、仲間うちで、その友人(発案さん)のためにお祝いのケーキをサプライズプレゼントしたことがありました。

 

実はこの時、少し手の込んだ演出をしたことでいろいろな障害があったのですが、それらを何とか乗り越えながら、無事「サプラ〜イズ!」に至ったのであります。

 

一通りお祝いが落ち着いて、そのすったもんだのプロセスについて盛り上がりながら話して聞かせたところ、彼女の反応は

「えーーーー、そうだったのぉ??楽しそうだなぁ。。。。サプライズより、その相談に一緒にに入りたかったなぁ〜」だったのでした。。。。

 

まさにこれが、発案さんならではの「寂しさ」なんですね。

 

ちなみに、展開グループの皆さんは「皆が自分を注目している」状態を喜ぶ傾向がありますので、サプライズパーティの様にたくさんの人が自分のために集まってくれている事は大変嬉しいと言われています。

 

また、表現グループに属する私としては、「皆が忙しい中で、自分のために計画を立て、実行するにあたって時間をかけてくれた」という事実を嬉しく思います!

 

  ※補足ですが・・・冒頭の写真は、私が運営するシェアハウス#910 で住人のみなさんがお祝いしてくれたサプライズケーキ。忙しい中、やりくりしてケーキを用意してくれたみんなの気持ち、本当にうれしかった!!!!

 

このように、「サプライズ!」という嬉しく楽しいイベントでさえ、それに対する反応はタイプによってそれぞれ違うんですね。

 

本当の意味でのコミュニケーションとは?

 

改めて自分の幼い頃や自分の子供中を振り返って思う「自分がしてほしくない事はお友達にもしちゃダメよ」というゴールデンルールについて。

 

その言葉にある大事な意味として、「自分がしてほしくない事」とは、「暴力」「ウソ」「人のものを盗むこと」の様な普遍的なことに限られるということ。

 

「価値観」に関わる事についての勝手な解釈は、お互いの誤解の原因になることもあるということ。

 

得てして人は、いつの間にか個人の経験や考えを入れ込んだ解釈で「自分がしてほしくない事は人にしない」ようにしているのではないでしょうか?

 

つい言ってしまいがちな「普通はそんな事しないよね。」「普通◯◯だよね」という思考もその一つ。

 

本当の意味でのコミュニケーションとは、

 

自分がいいと思う事を人にしてあげる事ではなく、

 

相手の状況や立場を鑑みながら「聴く」ということ。

 

自分の気持ちが満たされることがそのまま相手に通用すると思わないこと、なんですよね。

 

繰り返しになりますが、人の正義は100人いれば100通りあるんですよね。

 

難しい事ですが、自分と他人は違う価値観を持つ他人であると線引きをすることが大事なのだとつくづく思います。

 

自分の普通は人の普通ではないことを理解するためには、まず「自分の普通」を知り、それは「他人の普通」とは違う事を知ることからしか始まらない。

 

i-colorのようなタイプ分析を参考にしながら、その人それぞれの動機の元(相手が何を求めていて、何を喜ぶか)を理解しようとする事も一つの方法だと思います。

 

 

周囲の人たちと質の高い人間関係を保ち、機嫌良く毎日を過ごしていきたいものですね。

 

 

Vision Quest校では、統計心理学i-colorと人の話を心で聞く「傾聴」を切り口に、上質な人間関係を築くための学びを深めます。

 

3期は11月18日(土)から開講予定です。

 

体験会は、10月8日(日)、10月14日(土)14時〜17時まで、#910(湘南東逗子)にて開催します。

 

ご興味のある方は是非お越しくださいね。

 

お会いできるご縁を楽しみにしています。