キャリアカウンセラーの柏葉綾子です。

 

カウンセラーやコーチ、セミナー講師になりたい…はたまた、やりたいことがあるのに今の自分に自信が持てなくて一歩を踏み出せない…そんなお話をうかがうことがあります。

 

でも、自信というのは行動の後からついてくるもので、誰もが最初から自信を持っていたわけではないんですね。

 

自信を持っている人=これまで行動をおこしてきた人、と捉えていただくと、わかりやすいのではないかと思います。すると、悩みの本当の原因は「自信が持てないこと」ではなく「行動できないこと」なのかもしれませんね。

 

人がなぜ行動することを恐れてしまうのか?といえば、「失敗することが怖いから」だと思うのですが、もう少し深く観察してみると2つのケースがあるように思います。

 

 

 

1. そもそも、最初の一歩が大きすぎる

 

例えばカウンセラーやコーチになるために、一番最初に必要なことってなんでしょうか?

 

資格をとること?コーチングを学ぶこと?

 

キャリアカウンセラーの私は、自分に相談してきた人の話を真摯に聞くことからスタートしました。

 

 

かたやセミナー講師になるために、一番最初にやることってなんでしょうか?

 

集客すること?セミナー設計をすること?

 

どれもいずれ必要となることですが、自分の場合は悩んでいる友人向けに自宅でミニ・ワークショップを開催することからスタートしました。

 

1人暮らしなので、笑っちゃうくらい狭い場所だったことは秘密です(笑)

 

 

私のような行動派の方だけでなく、思考派の方も小さな一歩を踏み出すだけでわかることは本当に沢山あります。

 

夢を叶える、というゴールを遠くに設定しすぎて「自分にはとてもそんなこと…」と、どこかで圧倒されてはいませんか? 

 

 

もしもあなたが、本当にやりたいことを仕事にしたいと思っているのであれば、職業というものは、やりたいことをやった結果、後からついてくる肩書きに過ぎません。特定の職業や資格にこだわりすぎるあまり、やりたいことの本質を見失わないようにしましょう。

 

やりたいことは、やればやるほど明確になっていくものです。そして、今ここであなたがスタートできる小さな一歩は必ずあるはずですよ。

 

 

自分サイズの挑戦を繰り返し、それを徐々に大きくしていけば良いのです。その際、自分の知識を確かなものとするために、裏付けとして資格の必要性を感じたら、それを取得することもまた自信につながるでしょう。

 

注:目指す方向が曖昧なまま資格だけ取得しても、自信はついてこないケースがあります

 

 

 

2. 実はそこまでしてやりたいことではない

 

それでも「失敗したくない!」という思いが強すぎて行動できない場合は、まだ、そこまでしてやりたいことではないのかもしれません。

 

本当にやりたいことであれば、やはり何年たってもその周りをウロウロしてしまったり、気がつくといつも似たような役回りを引き受けていたり、なぜかやらずにはいられないものです。

 

プライドが邪魔して行動できない…という時は、ご自身にとっての優先順位が

 

1. 失敗しないこと(自分が傷つかないこと)

 

2. やりたいことをやること

 

という順序になっていて、そのプライオリティを変えてまでやりたいことではない、というケースもあります。

 

 

そんな時は、ただ行動できない自分を責めるのではなく、まずはその素直な気持ちを尊重(自覚)することからスタートしてみませんか?

 

どんなものであれ、そのプライドは、これまで自分を守るために必要なものだったはずです。時に盾となり、時に防壁となり、あなたの弱いの心を守ってくれたのです。

 

 

それをただ邪魔者扱いするのではなく、自転車の補助輪のように

 

外しても、己の足で走れるかどうか?

 

しっかり足元を見つめるところからスタートしてみましょう。それが、新しいステージに向かう準備体操というものです。

 

 

大丈夫、この世にずっと補助輪をつけたままの人がいないように、私たちのプライドも、遅かれ早かれ自然と外れる時が訪れます。ただその時期に、少しばかりズレがあるだけなのです。

 

「あいつまだ補助輪なんだぜ〜」と騒ぐ子供はいるかもしれませんが…

大人になった今、私たちは知ってるはずです、いずれそれが外れることを。

 

 

最後に、やりたいことを実現するにあたって必要なことは

 

1. 今の自分を、上手に夢の方角に方向づけしてあげる

 

2. あとは、目の前のことを1つ1つ楽しみながら取り組む

 

この2つだけです。

私は本当にこれしかやっていません(あ、かえって説得力ないかな…笑)。

 

それでもある時ふと振り返って、自信が身についている自分に気がつくはずですよ。

 

 

 

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