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みなさんこんにちは、ヨーロッパでの天職探しを応援するキャリアカウンセラー柏葉 綾子です。

 

先日、日本で海外就職希望者向けのグループセッションを行ったのですが、その時に「語学ってどうやって伸ばしたら良いんですかね…」という話題になりました。

 

私はドイツ就職専門なので、やはりドイツ語を学習するか否か、学習する場合どうやって伸ばしていくか、というご相談が多いのですが、ドイツ語に限らず、海外就職にはどうしても「語学の壁」というものが付いて回ります。

 

最初にお伝えしておきたいのは、語学はあくまで「コミュニケーション手段」にすぎないということです。コミュニケーションの目的は、意思疎通がとれることです。文法からスペルまで完璧でなくとも、海外で活躍されている人はたくさんいます。

 

かくいう私もドイツ滞在8年目に入ったにも関わらず、ドイツ語は未だにゴリ押し感が拭えませんし、英語も残念ながら今ひとつです。ただ、ドイツ語や英語を使ってコミュニケーションすることに対する「恐れ」はほとんどなくなりました。

 

それは、8年の海外生活で間違いを恐れなくなったこと、また間違ったとしても通じるまであの手この手でコミュニケーションしようという姿勢が備わったことが大きいと思います。

 

間違いを恐れるのは日本人の国民性、ということに気がついたのは、在独1年目、まだ語学学校に通っていた頃のことでした。ドイツ語の授業で答を間違えるといつも笑っているスウェーデン人の友人がいました。

 

「それって反省するところじゃないの?」と思って聞いてみると「スウェーデンでは、間違えることは恥ずかしいことじゃないのよ」とあっさり。国民性の違いがコミュニケーションの積極性に表れる理由を痛感した出来事でした。

 

「間違いを恐れない」

少なくともこれだけは、語学上達の大きな秘訣だと思います。

 

 

その上で、今回はせっかくなので素質別の学習方法を統計心理学i-colorで見ていきたいと思います。

 

*ご自分のi-Color が分からない方は、右上の診断ボタンから、
または私の主宰するはぴきゃりヨーロッパでも診断を行っています。

 

 

まずは発案グループ(i-colorピンク、オリーブ、イエロー、バイオレット)。

このグループの方たちは、みんなで一緒に何かすることが大好き。
特にスキルアップを命とするオリーブ、バイオレットの人は勉強会が大好きです。

 

発案グループのあなたは、まずは語学学校のクラスで沢山友人を作りましょう。

友達が沢山いる → 一緒に勉強する仲間が沢山いる →学校に行くのが楽しみ!となったらしめたものです。

 

放課後は習ったばかりの新しい単語を使ってクラスメートと遊びに出かけましょう。プチ旅行に行ってもいいかもしれません。ただし、ドイツ語を習っている場合は、極力ドイツ語だけで会話してくださいね。

 

またi-color ピンク、イエローの方は、人と親しくなるまでに時間をかけることが多いので、クラスに上手く馴染めないなぁという時があるかもしれません。

 

そんな時は、個人レッスンがオススメです。先生選びの際は、この人なら信頼できる!という人を選びましょう。教え方もさることながら、発案グループの場合は人柄に共感できる先生を選ぶことが、モチベーションアップのポイントです。

 

 

次に表現グループ(i-color ゴールド、コーラル、グリーン、オレンジ)。このグループは、目標数値がはっきりしているとモチベーションが上がりやすい、という傾向があります。

 

期間内にどこまで達成するするか自分なりの目標を定め、どんな結果を出せるかゲーム感覚で取り組んでみてはいかがでしょうか。1週間で単語30個、2ヶ月でドイツ語A2クリア…などなど、自分で課したハードルを自分で超えられるかどうかがポイントです。 

 

また i-color ゴールド、コーラルの人はライバルがいると燃えやすいという傾向もあるので、そういった意味でスクーリングもオススメです。

 

最後に展開グループ(i-color ターコイズ、レッド、ブルー、ロイヤルブルー)。

 

このグループは、縛りがあるとかえって制約となることがあります。これといったオススメ方法はないのですが、直感力が冴えている傾向があるので、個々人がその時々で一番ピンきた方法で学んでいくことをオススメします。

 

また、決まった時間に学校へ行くスクーリングを窮屈に感じることもあるかもしれません。そんな時は、定期的に開催されている地元のスタムティッシュ(飲み会)に顔を出し、現地の人との会話に加わってみるのも一興です。

 

 

なお、習うより慣れよという考え方に準じて、3グループいずれのケースでも、自分の趣味や特技を活かして地元のサークルに入ってみるのは面白いと思います。

 

私は音楽が趣味なのでオーケストラサークルに入りましたが、スポーツ、料理、アウトドア、園芸… あなたが好きなことならなんでも構いません。「これが好き!」という情熱は、拙い語学を補って余りあるものです。持てる言葉を使って現地の人と分かり合おうとする経験をぜひ積んでみてください。

 

そうして培われた自信が、ひいては語学を、間違いを、そしてミスコミュニケーションを恐れない開かれた姿勢を作り出してくれるでしょう。