i-colorオリーブのキャリア戦略〜「向いている仕事」から「やりたい仕事」へと舵を切れ〜

ハッピーキャリア〜ココロもおサイフも満たされる生き方〜を体現している方々から、理想の生き方を実現するヒントを探る。

 

第21回のゲストはi-colorオリーブのふうちゃん 。

 

向いてる仕事のはずなのにモヤモヤが止まらずはぴきゃりを受講。講座を通して蘇る、本当にやりたかったこととは・・・。大手研究職から管理栄養士として独立したふうちゃんが見つけた「はぴきゃり」に迫る。

 

<インタビュアー>

株式会社はぴきゃり

代表取締役 金沢悦子(悦ねえ@i-colorオリーブ)

取締役 土屋美樹(つっちー@i-colorコーラル)

 

 

理想の仕事についたのにモヤモヤが止まらない!

 

悦ねえ:ふうちゃんはどんなことに悩んではぴきゃりアカデミーを受講しようと思われたんですか?

 

ふうちゃん:私は新卒から5年同じ会社に勤めていて、大手の会社の研究職というやりたい仕事に就けたつもりでいたんですが、なんだかモヤモヤがずっとあったんです。でも、転職しようにも「他に何がやりたいの?」って言われるとわからないところがあって。それから、これは新卒で就活していた頃からの悩みなんですが、自分の強みがずっとわからないままだったんです。やりたいことも強みもわからなくて、転職がうまくいくイメージがぜんぜん持てなかったので、今度こそ、それをちゃんとわかった状態で進みたくて、はぴきゃりアカデミーを受講しようと思いました。

 

悦ねえ:その時、いちばんモヤモヤしていたことはなんですか?

 

ふうちゃん:会社の中に自分がなりたい姿がなかったことです。それは早い段階から思い始めていて、働いていたら見えてくるのかなと思ったんですけれども、5年働いてもそれがわからなかったんです。向いている仕事ではあるので、このままでもいいかなという気持ちと、このままずっと働き続けて定年を迎えたら後悔するんじゃないかなっていう気持ちの間でずっと揺れ動いていました。

 

悦ねえ:向いている仕事と心の満足度は違うっていうことだよね。よく私たちも「できること」と「やりたいこと」の話をしますけれど、これはけっこうみなさんが陥りやすいポイントですね。仕事をしていて、「できるけど、なんかつまんない」「楽しくない」っていう感じだったんですか?

 

ふうちゃん:そうですね。1つの仕事がうまくいったときにはやりがいを感じたりするんですけれども、この先どう歩いていったらいいのか、何を目指していったらいいのかを考えた時に、身近な先輩みたいな仕事をしたいと思えるわけでもなく……。かといって、社内で異動するというイメージもなくて、「今これをやって何になるんだろう?」という気持ちでモヤモヤしていたかなという気がします。

 

i-colorは理系にウケる?

 

悦ねえ:最初は体験会に来てくれたんですよね?

 

ふうちゃん:はい。はぴきゃりが「30歳からのキャリアの学校」というキャッチコピーで、ちょうどその時に私が30歳だったので、そこにヒットしました(笑)。それから、自分でチェックを入れて答えていく強み診断はよく受けていたんですけど、それだと自分の願望が入っているような気がして素直に受け取れないこともあったんです。i-colorは生年月日で決まるので、自分の意思が入らないっていうところがおもしろいなと思って興味を持ちました。

 

つっちー:ふうちゃんは理系だから、意思が入ることがダメというわけじゃないけれど、より客観性や再現性を求めていたんだね。チェックをつけた時の気持ちと、別の時の気持ちで答えが違うということになると、イマイチ信用できないっていうことだよね。

 

悦ねえ:i-colorが好きな理系の人って多いよね。客観性という観点から見ると、その理由がなんかわかるね。

 

ふうちゃん:生年月日で決まることは客観的な部分もありつつ、それで決めつけられるのもちょっとな……っていう気持ちも初めはありました。でも、入会する前の悦子さんとの個人セッションで、結果が当たっている・当たっていないでなく、その結果を切り口にして、自分に刺さるキーワードって何だろうっていうことを深掘りしていった時に、「これをしっかりやっていったら、自分のやりたいことや強みが見つかるな」って、すごく自分の中で納得できたんです。

 

新卒の就活で失敗した理由も、自己分析が浅かったからだと思っていたので、今度こそちゃんと伴走してもらいながら自分を掘り下げて、強みややりたいことを見つけていきたいなと思って、それからすぐに受講しようと決めました。

 

講座を受講して人間関係にイライラしなくなった

 

悦ねえ:はぴきゃり本講座を受けて、いちばんよかったことはなんですか?

 

ふうちゃん:私は物事の取り組み方に正解を求めるところがあったり、自分や他人について、個性よりも優劣で見てしまうことが多かったんです。でも、講座の中で12色のi-colorの豊かな個性について学んだり、同期のメンバーの中で同じことがあっても人によってぜんぜん違う捉え方や考え方をするということがわかって、「それは個性でいいんだな」って思えるようになりました。まわりの人と接する時にも、決めつけたり、「なんでこんなふうにするの?」ってイライラしなくなったのがすごくよかったなって思います。

 

やりたいことが見えたきっかけは絵本!?

 

悦ねえ:転職したいけど、やりたいことや自分の強みが見えないということでモヤモヤしていたと思うんだけど、講座の中で「私のやりたいことってこれなのかな?」というのが見えてきたきっかけはどんなことでしたか?

 

ふうちゃん:まず、過去の原体験をいろいろ掘り下げていく中で、自分は直接人の役に立ちたい、目の前の人を助けたいんだということに気がつきました。それから、もともと大学では栄養学を専攻して、管理栄養士の資格も持っているんですけれど、改めてその時の栄養の勉強をしたいと思ったきっかけを思い出した時に、やっぱり食で目の前の人の役に立ちたいなっていうところが見えてきました。

 

悦ねえ:「食」というキーワードが見えてきた時のことを私はすごく覚えているんですよ。確か、小学校の時にすごく大好きな絵本があったんだよね?

 

ふうちゃん:あっ、絵本ありました。「わかったさんとこまったさん」!

 

悦ねえ:そうそう! この本がすごい好きだったって言っていたよね。その時から食に興味を持っていたけれど、ふうちゃん自身は食がすごく細かったんだよね?

 

ふうちゃん:はい。小さい頃から食が細かったので、食べるのはどちらかというと好きではなかったんですけれども、本を読んだりして、料理とかには興味があったんです。自分は楽しく食べられないけど、楽しく食べたかったんだろうなと思います。大きくなるにつれて徐々に食べられるようになって、食べること自体も楽しくなってきたということが原体験としてありました。

 

ただ、中学生ぐらいまでずっと食べられないままだったので、高校生の時に貧血になってしまって……。鉄分が足りなくて、すごく疲れやすかったんです。でも、貧血を治してみたらすごく楽になって、「食事や栄養ってこんなに大切なんだ」っていうことをその時にすごく実感しました。

 

悦ねえ:その時はそこまではっきりとやりたいことが見えていたわけじゃないけど、その原体験によって食のことを勉強してみようと思って、大学は栄養学を専攻したのかな?

 

ふうちゃん:そうですね。

 

悦ねえ:実は大学の専攻っていうのは、よほど両親からそこに行けと言われて選んでいない限りは、それを選ぶ時のポイントに自分の「やりたい」が隠れている可能性があるんですよね。これまで400人以上の修了生の中でも、大学の専攻や、大学時代に書いた論文を深掘りした結果、やりたいことの芽が見つかったケースはよくあります。

 

「イメージに近い人」に話を聞きまくったら道が見えてきた

 

悦ねえ:修了式ではどんな発表をしましたか?

 

ふうちゃん「忙しいあなたを応援する食生活サポーター」です。仕事に一生懸命で、プライベートも忙しい方でも、体調を整えて、よりやりたいことに全力投球できるように食事のサポートをしていきたいと発表しました。

 

悦ねえ:受講当時はまだ会社員だったふうちゃんが、修了してからの2年、ここまでどんなふうにはぴきゃり道を歩いてきたのか教えてください。

 

ふうちゃん:最初の時点では掲げた目標のイメージとかなりギャップがあったので、どうやって目指していったらいいんだろうって思っていたんですけど、最終的に描いた理想の姿が、どこかに所属しているのではなく、個人で活動している管理栄養士の姿だったので、すでにそうやって活動されている方に話を聞こうと思って、会える機会を探して、お話を聞いていくところから始めました

 

悦ねえ:いいねぇ、その一歩! すごく参考になるね。自分がこんなふうにできたらいいなって思う人たちから話を聞いていったんだね。それで、何か見えてきたものがありましたか?

 

ふうちゃん:管理栄養士として働いたことがない状態でいきなり個人で活動するのはすごくハードルが高かったんですけれども、ある方には「特にこういう実務経験が必要っていうことはないから、さっさとフリーになれば?」って言われて、「あっ、なれるんだ」って目からうろこでした。

 

ただ、私の中でそれだとちょっとしっくりこなくて、少しどこかで働かせてもらって実績を積んでからやりたいなと思った時に、また別の方に「業務委託で栄養指導に関われる仕事もあるよ」ということで、健康診断後の保健指導のお仕事のことを教えてもらいました。フルタイムではないので、空いている時間に個人の活動の準備も進めていけるし、「これがいいかな?」と思って、会社を辞めてそちらに移ることにしました。

 

悦ねえ:会社を辞めて、プロの管理栄養士として保健指導をすることになったんだね。その仕事を始めて、どんな楽しさややりがいを感じていますか?

 

ふうちゃん:毎日知らない人と会って話すのは今までの仕事ではなかったことなので、はじめはストレスを感じる部分もありました。でも、慣れてくると、少しずつクライアントさんの本音を聞き出せるようになってきました。「別に痩せたいわけじゃないけど」みたいな感じの方も、実は今までやってきてうまくいかなかったり、つらいことがあった体ということがわかって、お話をする中で「またやってみよう」と思っていただけたり、そういう変化に立ち会えるのはすごくやりがいがあるなと思います。

 

悦ねえ:保健指導のお仕事は、フルタイムで働くよりは仕事量のコントロールができますよね。それ以外の時間で、自分の本当にやりたい活動を始められたんですか?

 

ふうちゃん:はい。個人で活動していくには起業する形になるので、どう進めていったらいいのか、そちらも学びながら挑戦しているところです。食事って自分がなりたい姿を作るための手段ではありますけれど、そもそもの「なりたい姿」を作るところのお手伝いからしたいと思い、栄養面のサポートの活動にプラスして、コーチングの活動というのも少しずつ始めています。

 

ふうちゃんのはぴきゃり方程式とは

 

悦ねえ:それでは、ふうちゃんのはぴきゃり方程式を伺いたいと思います。はぴきゃり方程式は、「素質×刺激=ハッピーキャリア」です。「素質」は、自分がそれをやっているとすごく視野が広がっていくということや、自分が持っている価値観、才能みたいなところですね。「刺激」は、この人生でやっていくべき役割、人生のテーマみたいなものです。それを掛け合わせた「ハッピーキャリア」をどう表現していくのかは本当に無限大です。今のふうちゃんの方程式を教えてください!

 

ふうちゃん「素質」は、i-colorオリーブのキーワードにある「最先端が好き」っていうところですね。栄養のことに関しても自然に情報収集していますし、それに対して自分はどう思うかを発信していきたいという気持ちがあります。

 

「刺激」は、目の前の人の助けになりたいということです。いちばん最初の原体験として、4歳の時に出会った看護師さんがすごく優しくて、「私も看護師になりたい」と思って憧れていたことがあったんです。「でも、向いてないかも……」と思ってここまで何度か諦めているんですけど、やっぱりその思いはずっと持ち続けていたんだなと思っています。

 

それから、ずっとブログを書いたり、発信するのが好きだったので、これまで学んできたことや自分が変われたっていうことをもっと伝えていきたいなと思っています。

 

悦ねえ:ふうちゃんにとって、伝えることによって、その先にいる人たちの役に立っていくっていうことが大事なんだよね。じゃあ、それを掛け合わせた今のハッピーキャリアは何ですか?

 

ふうちゃん「あなたの『なりたい』を応援する管理栄養士」ということで今活動しています。なりたい姿を明確にして、そこに向かって行動を積み重ねていくことで人生が変わる、自分が変わる。食事を変えることでそうなる方もいるでしょうし、そうじゃない方もいるかもしれないですけれど、目標に向かって歩いていくサポートをしていきたいなと思っています。

 

未来のはぴきゃり

 

悦ねえ:ふうちゃんの今後の展望を聞かせてください。

 

ふうちゃん:今お話ししたことをどんどん実現していきたいです。食事を変えたいと思う方には管理栄養士として伴走していきたいです。また、なりたい姿ややりたいことがある方をぜひ応援したいなと思っていて、そこに向かって進む中でもし健康を損なっている時間があるとしたらすごくもったいないので、やりたいことがある方向けの健康支援も力を入れていきたいなと思っています。

 

i-colorオリーブの強みとは?

 

悦ねえ:i-colorオリーブの強みはどのあたりだと思いますか?

 

ふうちゃん:オリーブの強みは「爆速」ができるところです(笑)。行動派で、短期決戦が得意なところかなと思っています。じっくり寝かせてタイミングを見てうまく出すことができるのもうらやましく思いますが、爆速できるのも強みかなと思います。

 

悦ねえ:初速が大事っていうのは、やっぱり私たちオリーブの素質だね。まずは3か月先、みたいな感じですよね。

 

ふうちゃん:本当にそうですね(笑)。

 

おまけ:ふうちゃんのダイエットプログラムに参加したつっちーのビフォーアフター!

 

つっちー:実は私、ふうちゃんのダイエットプログラムを受けているんですよ。停滞期が来ても、ずっと同じことをひたすら続けていけばいつか体重は下がると思っていたんだけれど、なかなか下がらない場合は何か新しい取り組みをしないといけないっていうことを教えてもらって、「そっかー!」って、目からうろこでした。停滞期が来ても我慢していれば抜けるものだって信じていたから、「最近ぜんぜん抜けないな~」と思っていて(笑)。

 

悦ねえ:ふうちゃんの講座を受けると、そういう乗り越え方もわかるわけですね?

 

つっちー:そうなんです。夏の間は外にあんまり出られなくって、寝る前に10分ぐらい足と腕の筋トレを交互にやるぐらいでしたけど、秋になって涼しくなってきたから、また外で歩いたりしてちょっとずつ下げていけたらなと思っています!

 

悦ねえ:ご興味のある方はぜひふうちゃんのブログを読んでみてください。今日はありがとうございました!

 

>>ふうちゃんのnoteはこちらから

 

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金沢 悦子
【編集後記】
インタビュー内でも話していますが、「何がやりたいのかわからない」という方は中学生、高校生の時に目指していた職業や大学の専攻、卒業論文のテーマなどにヒントが隠れていることがあります。「なぜそれを選んだの?」という問いを3回以上自分自身に問いかけると共通点が見えてくるかも。また、やりたいことへの第一歩として理想の働き方を実現している人に繋がり話を聞くというのは本当におすすめです。大企業の研究職から本当にやりたいことへとシフトしたふうちゃんをこれからも伴走してます!