はじめまして、菊地玲惠子と申します。

今月よりキュレーターに加えていただきました。どうぞよろしくお願い致します。

 

昨年まで人事の仕事をしていましたが、2017年4月に第一子を出産し、現在はありがたく育児休業をさせていただいております。育児に時間をとられてはいますが、OLをしているとなかなか経験できないような、多くの学びの時間を得ることができています。特に、仕事にはほとんど関係しないこと、つまり今は趣味のひとつとして身に付けたい、資格を取りたいといったことを叶える時間ができています。新しいことを学び身に付けられるワクワク感や好きなことができる幸福感が好きで、昔から多趣味な人間でしたが、平日にも少し時間ができたことで、より加速しています。

 

ここで私の趣味をご紹介すると、フラダンス、パン作り(産休中におうちパンマスター取得)、UVレジンアクセサリー作り、ネイルアート、また最近は、笑い文字というコミュニケーションツールも学びました。最近は行けていませんが、旅行も好きで、冬になるとスノーボードをしにいくのも大好きでした。

趣味とまではいかなくても、人間関係を広げるのが楽しくて、興味を引くテーマの朝活やセミナー、異業種交流会にもよく参加していました。こうやってあげてみると、趣味にお金をよく使いそうな、なんだか色々手を出しているように見えると思います。以前は、この、「色々と興味の赴くままに手を出してしまう」ことが「いつも中途半端で終わる」ことにつながっているような気がして、悩むこともありました。

 

 

「自分に一番合っているものが知りたい」その考え方がそもそも合っていなかった

 

私のi-colorブルーは展開グループにあたりますが、展開グループは「視座が高めで、興味関心の幅が広くなりやすい」という素質があります。つまり、「色々興味の赴くままに手を出してしまう」ことは生まれもっての素質なのだから悩んでも仕方ないことだったのです。また素質のとおりの志向なのだからある意味ではとても素直に育ってきていること、強みになりやすいことだということに気付きます。素直に育つようにずっと支えてくれていた両親への感謝がこみ上げてきました。そして、素質を知って納得できることで、これからはのびのびとした気持ちで生きていけるのだと、i-colorのおかげで気持ちがどんどん浄化されていくことに感激したものです。

 

ただ、「本当は興味あることがたくさん、やってみたいことがありすぎる」という自分の志向は認めることができたものの、「あっちもこっちもと手を広げすぎてどれも中途半端、結局何も得られていない気がする」という悩みは残ります。このときはとにかく、今後は中途半端にならないように、何か「1つだけ」に絞りたいと思っていました。

 

しかし、展開グループは、「枠にとらわれたくない」素質があり、ゼロから何かを生み出すことができない代わりに、すでにあるものを組み合わせたり掛け合わせたりして、10を100にしてしまうようなアイデアを思いつくことは得意です。そのためには、自分の中の引き出しを少しでも増やしておきたいのです。中途半端にしたまま引き出しにしまったとしても、ふとした瞬間に引き出しが開いて、組み合わせたり掛け合わせたりした結果、思ってもみなかった大化けをすることもあるのです。なので、中途半端で「終わる」という考え方が、私にとってはそもそも間違っていたのです。

こうして、「1つだけ」に絞ることそのものが合っていなかったことにもようやく気付きます。興味がある、知りたい、学びたいと強く思ったことに無用なブレーキをかけることはなくなりました。

 

 

いつか、一貫してますねと言われるその日まで・・・

 

そうして、UVレジンを使ったアクセサリー作りであったり、パン作りであったり、その都度、似て非なる分野に手を広げていますが、根本には、実は共通する志向があるのです。

 

それは、

・相手にプレゼントしやすいこと

・体系化された仕組みや技法をもとに作業ができること

・その上で自分のオリジナルを出せること

・渡したときに「すごいね!」と言ってもらえそうなこと

 

これらの志向は、

サプライズ好き

ゼロから作ることは苦手

枠にとらわれたくない

一目置かれたい

 

という展開グループの志向によくあてはまります。一見すると、私が「アクセサリー作りやパン作り、ネイルアートが好きです」と言っても、多趣味の人の一言で終わってしまいそうですが、これがいつか、「色々してるけど、一貫してますよね」と言われるようになったら、大成功です。

 

 

開き直らなくても、モヤモヤを解消できる

 

私は、i-colorのおかげで、多趣味である自分を認められるようになりました。自分の素質に向き合った結果で、開き直りではありません。何においてもそうですが、「知らない」ということは、本当に損だと思います。「いつも中途半端に終わっている」という自分への誤った認識のもとに生きたままだったら、気持ちよくチャレンジすることの楽しさや自分を幸せにする力を、今のように持てていなかったと思います。

 

i-colorを知る前の私と同じように、多趣味なことは楽しいけれど、実は心の奥で少しモヤモヤしている・・・という方(特に展開グループの方)も多いのではないかと思い、今回のコラムとしました。皆さんにもそれにぞれに、素質にあったモヤモヤ解消の道があります。i-colorをヒントに、多趣味を楽しめる人生になるよう願っています。