世界にひとつだけの、私らしいライフキャリアを支援

ライフイベントを経ても自分らしく働き続ける女性を増やしたい

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第 2 期生

ライフキャリア・シナジーLab代表/ワーク・ライフバランスコンサルタント

小山 佐知子(35才)

i-color : イエロー

仕事の内容:30歳で突如向き合うことになった不妊治療の経験から、働く女性はライフイベントの中でさまざまな「二者択一」を迫られていると痛感。何かを諦めることなく 自分らしく働き続けるためのライフキャリア支援と、女性の活躍を期待する企業へのWLBコンサルティングを行うべく2016年夏に起業。


 

不妊治療と仕事の両立が難しく、途方に暮れていたとき

悦子さんの著書との運命的な出合いがあった

 

 

――サチさんは、はぴきゃりアカデミー本講座の2期と、その2年半後に12期に通われていますね。まずは2期のとき、はぴきゃりアカデミーを選んだ理由を教えてください。

 

 私は大学卒業後に現・株式会社マイナビに就職、28歳で最年少の女性管理職となり、まさに“バリバリ”働いていました。ただ、その頃から急に会社の中での未来像が描けなくなってしまって。結婚は既にしていましたが、子どもを持つイメージも湧かず、かといってこのままの忙しい生活ではまずいという悶々とした焦りもあって。29歳からゆるやかに妊活モードに入ってはいましたが、なかなか妊娠せず、仕事にも身が入らない日々が続いていました。そんなあるとき、医師から「授かる可能性は10%ない」と告げられたんです。これが会社を辞めるきっかけでしたね。「子どもを産むためには何とかしないと!」という気持ちと、「会社の外で自分を試してみたい」という気持ちが見事にシンクロ。大好きな職場ではありましたが、あっさり決断して退職しました。2011年6月のことです。

 

 その後フリーライターとして働き始めたのですが、クリニックに通う毎日で仕事もままならず、葛藤の日々が続きました。お金が出ていく一方の生活で、不安がピークとなったとき、図書館で運命の出合いがありました。はぴきゃりアカデミー代表の悦子さんの著書『ハッピーキャリアのつくりかた』(ダイヤモンド社)です。

 

 人にも仕事にも恵まれていた会社員時代はハッピーだったかもしれないけれど、これからの私にとっての“ハッピーキャリア”って何だろう?と、吸い込まれるように本を手に取り、一気に読みました。そして「この著者に会わなければ!!」と気持ちが動きました。帰宅してすぐに悦子さんを検索し、直近の単発セミナーに申し込みました。悦子さんがリクルート出身だったので自分に似たものを感じたのも大きかった。この人もきっと苦労をされて、ハッピーキャリアの本を書くまでになったんだろうって。だからお会いしたかったんです。実際にお会いして、悦子さんからもっと学びたいと思い、翌年2月から本講座に通うことに決めました。

 

 

――2期受講中には、どんな変化がありましたか?

 

 実は、焦りがさらに強くなってしまったんです。2期のメンバーは年上ばかりで、お子さんがいたり、企業勤務が20年近くになる方々で、当時30歳だった私からすると「人生を先に、そして深く進んでいる人たち」。同期のモヤモヤを聞きながら、「働く女性は人生フェーズに応じて悩みも変化するんだ」と勉強になった反面、出産やキャリアの面で結果を残していない自分に焦ってしまったんです。

 

 でも、講座の中で、私をさらけ出して妊活と仕事の両立ができない悩みを話したら、同期が「その経験、ものすごく価値があるよ!いま悩んでるサチが、同じように悩んで迷っている人たちに伝えられることもあるんじゃない?」とアドバイスをくれたんです。妊活中の人は、ただ子どもを授かりたいだけじゃなくて、今までどおりに仕事もしたいと思っているはず。もともと幸せな女性を増やしたいという思いはあったので、私にできることはこれかもしれないと、まずはブログで情報発信することにしました。

 

 夫に、こういうことをライフワークにしていきたいと話すと、翌朝、「妊活とキャリアなら…、“妊きゃり”じゃない?」と、あっさりキーワードまで生まれました。本講座の修了式で恋する仕事を発表するときには、しばらく得られていなかった「これからの仕事・これからの人生、いけそうな気がする!」というワクワクに燃えましたね。その後、「妊きゃりプロジェクト」として、妊活前~妊活中の女性の交流の場をつくり、女性のさまざまな悩み・課題に向き合ったことが、今につながります。

 

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はぴきゃりアカデミー第2期の修了式

 

 

――私が初めてお会いしたのは、その頃だったので“妊きゃり”というご自分の核を持っているサチさんが輝かしく見えました。まさかその後の12期でご一緒するとは…。なぜ、再受講を?

 

 治療の甲斐があって4年弱かかったものの妊娠し、無事に出産できたので、「やっと治療から解放された~! もう私は何でもできる! 自由に働ける!」って思ったんですね。ワーママの大変さも想像せずに…。 だから、出産後4か月ではぴきゃりアカデミーの本講座を再受講(*1)しました。フリーランスの私には育休中の社会保障もなく、さらに何のキャッシュも生み出さないまま夫の庇護のもとにいる自分が情けなくて。稼ぎたい思いも大爆発してましたし(笑)。妊きゃりプロジェクトでは、同じ経験をしている働く妊活女性にたくさん出会い、悩みを共有し、サービスを提供していくという社会的使命はあるけれど、具体的なビジネスにしていくにはどうしたらよいかを改めて考え直したかったんです。

 

 再受講では、何か新しい“はぴきゃり”を見つけたというよりは、私が今後やっていく仕事はやっぱり“妊きゃり”であるということを確信できましたね。授かり、産み、働き続けたい女性にとことん寄りそうことです。そして、体型的に理論を学ぶ必要性を感じ、修了後はワーク・ライフバランスコンサルタント(株式会社ワーク・ライフバランス認定)の資格も取得しました。

 

 

やっと腑に落ちた自分の素質を“強みキャリア”に変えて

ライフキャリア・シナジーLabを創業

 

 

――ご自身の素質i-color=イエローは、どのように活かされていますか?

 

 実は私、「黄色が大嫌いです」って初対面で悦子さんに言ってしまったほど、i-color=イエローに納得がいかなかったんです(笑)。縁の下の力持ちなんかじゃない、私は子どもの頃から気づけばいつも人前に出ていろいろやってきたし、会社員時代も“新卒採用の顔”として部署の垣根を超えて第一線でそれなりにやってきた自負はあったので。

 

 そんな私がi-color=イエローが腑に落ちたのは、本講座受講後のこと。はぴきゃりアカデミーの良いところの1つは、自分が望めばずーっと関わっていられること。オブザーバー(*2)として参加したり、はぴきゃりファミリーとの付き合いのなかで、i-colorの知識が蓄積していったこと、そして「〜ねばならぬ」ではない本来の自分らしさを取り戻したことで、i-color=イエローは自分の素質どおりと思えるようになりました。今の仕事では、もちろん講師として立つことはありますが、どちらかというと私自身はファシリテートに回ったり、場を作ったりする役が本当に心地いいんです。

 

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イベント、セミナー、講演、研修などで活躍中

 

 

――そしてこの夏、ついに起業されましたね!

 

 2016年6月に、ライフキャリア・シナジーLabを創業しました。結婚・妊娠・出産・育児といったライフイベントの目白押し期に、ワーク(仕事)とライフ(生活)の間でモヤモヤしやすい女性たち向けに、自分らしい働き方や生き方を見つけるお手伝いをしています。カウンセリングやワークショップを開催する傍ら、企業の人事や経営者向けに、制約ある女性の戦略的活用と活躍推進を軸としたワーク・ライフバランスコンサルティングと研修を行っています。妊きゃりプロジェクトも、コミュニティとして引き続き運営しています。

 

 9月には、内閣人事局主催の女性活躍キャリアイベントで登壇する機会があり、女子学生たちの前で講演しました。今悩みを抱えているキャリア女性はもちろん、これからのプレママ世代が夢と希望をもって働くことができるようなサービスも今後提供していきたいと考えています。

 

 

 

↓↓小山佐知子の公式ホームページはこちらから

ライフキャリア・シナジーLab

 

 

*1 はぴきゃりアカデミー本講座の修了生は特別価格で再受講することが可能です

*2 はぴきゃりアカデミー本講座の修了生は何度でも無料で本講座を傍聴することが可能です。

>>詳しくはこちらからご覧ください

 

 

 

井上 ゆき
8313(やさいさん)主宰。フリーランスライター・編集者・保育士 アウトドア雑誌や食関連の書籍、ウェブサイトで執筆・編集するほか、森のようちえんでも活動中。本連載「修了生インタビュー」の執筆も担当。