理系女子として研究一筋の毎日から一転!

モノより「人の心」と向き合う仕事をしたくてカウンセラーに

 

main1

第 11 期生

カウンセラー

中村 文香(29才)

i-color : ロイヤルブルー

仕事の内容:北海道大学工学部卒業、大学院を経て、電子機器メーカーに研究職として就職。はぴきゃり本講座受講をきっかけに「モノ」よりも「人の心」への興味が募り、人事部への異動を経て、フリーのカウンセラーとして独立。カウンセリング、ワークショップ、企業研修などの活動をスタート。

理系・研究職という長いエスカレーターから下りるのが怖くて、

自分の気持ちに正直になれなかった

 

 

――理系出身者は、はぴきゃりメンバーでも珍しいですね。どのような悩みがあって、はぴきゃり本講座を受講しようと思ったのですか?

 

 私は電子機器メーカーで研究職として働いていました。次世代ディスプレーの開発を担当していて、実験室にこもってサンプルを作ってはレポートにまとめて…を繰り返す毎日でした。大学の工学部を卒業して、大学院にも進み、そして就職して――と約10年ほど“理系女子”をやってきたのですが、以前から何か違和感がありました。ただ、理系で研究職というエスカレーターに乗っていたので、そこから下りるのがずっと怖かったんです。

 

 モヤモヤを解消したくてセミナーなどに参加するうちに、「人の心」に興味を持っている自分に気づきました。でも、本当にそれが仕事としてやっていきたい分野なのか自信がもてなかった。そんなときに、知り合いの紹介で「はぴきゃり」を知りました。ちょうど「はぴきゃり」主催で読書会が開催されるというタイミングだったので申し込んで参加したのが最初です。そのとき、同い年の小川玲惠子ちゃん(修了生インタビュー3参照)も参加していて、「本講座10期に入ります!」と言っていたんです。私もキャリアチェンジを考えているときでしたから、受講してみようという思いが強まりましたね。その後に代表の悦子さんとSkypeでセッションをしていただいて、「自分の軸を知ったほうが、今後の選択がいろいろとラクになるよ」とのアドバイスが決め手となって、受講に至りました。

 

 

――本講座を受講して、i-colorを学んで、「人」への興味が高まりましたか?

 

 そうですね。まず、i-colorについて、最初は「生年月日で素質が決まるの?」と少し疑問に思っていたところがあったのですが、あまりにも自分のi-color=ロイヤルブルーが当てはまっていてビックリしました。直感派、プロ意識が高い、不思議と年上の人にかわいがられる……などは、友人から指摘されることも多くて、ロイヤルブルーの説明文章は自分そのものだと思いましたね。

 

 本講座の課題をやっていくなかで、自分が人に興味があるということ、そして私の求める仕事の喜びは「人」があってのことなんだとはっきりしてきました。そして本講座最終回では、私のように20代後半で自分のやりたいことがよくわからない女性を対象に「あなたの方程式を紐解くカウンセラー」をやっていきたいと発表し、今後は「人」を対象にした仕事をしていこうと決めました。

 

sub2

 

 

研究職が人事部に異動!?

社内でも前代未聞な希望が、さらりと通った!

 

 

――それで、すぐに転職をしたのですか?

 

  いえ、そこはロイヤルブルー=リスク優先思考なので……。会社を辞めるという選択まではできませんでした。まずは社内でできることはないかと考えて、はぴきゃり本講座を受講した年の年末に「人事に行きたい」という希望を出しました。研究職で採用した人材が人事に希望を出すということが社内では異例だったのですが、事前に人事部にいる先輩に相談をして、人事部のキーパーソンの方とお話しする機会を作ってもらうなど、水面下では動いていました。メーカーですから、人事部としても理系のバックボーンを持った人材がずっと欲しかったそうで、人事部の方も前向きに動いてくださり、私の上司との話もうまく進みました。おかげで翌春から、人事部に異動できたんです!

 

 ただ、人事部とはいえ人事も「人」を対象とした仕事とはいえ、当然ながら自分のやりたいことに“ドンピシャ”な仕事内容ではなかったんですよね。日が経つうちに心の中でモヤモヤが増していきました。分かっていたことでしたが会社の人事ですから、中立的な立場ではなくあくまで”会社のための人材”として社員の皆さんに接していかなくてはいけなかったこと、あとは事務職ですから「会議のため資料」や「資料のための資料」を作る毎日になり、だれのために仕事をしているのか、何のために私は日々時間を過ごしているのかと、ふつふつと心のわだかまりが大きくなっていきました。

 

 

――それで、カウンセラーとしての独立を決断したのですね!

 

 いえ、そこもリスク優先思考なので(笑) 今年(2016年)に入って1月には会社を辞めようと決意をして、そこからまずは転職活動を始めたのです。4月に1社、人材紹介のエージェントに内定が出たんですが、それを悦子さんに報告すると、「その仕事も、ドンピシャじゃないよね? 人事に異動したときと同じことになるよ」と言われました。おっしゃるとおりだと思いましたね。

 

 そして、悦子さんの友人であり、「はぴきゃり」を紹介してくれた恩人でもあるキャリアカウンセラーの齋藤めぐみさんにも報告と相談に行ったら、悦子さんと同様のことを指摘され、「その会社に転職するくらいなら、私の仕事を手伝いながら独立するという手もあるよ」と言ってくださったのです。「そんな道もあるのか!!」と驚いてしまいましたが、ありがたくその道に進んでいこうと決めました。

 

 7月末日でようやく会社を退職して、8月1日から、齋藤めぐみさんが本拠地を置く伊豆と東京の2拠点で、フリーのカウンセラーとしてカウンセリング、ワークショップ、企業研修などの活動をスタートさせたところです。

 

13987335_1415608838453034_2008411116_o

転居先の部屋からは相模湾が望める。海沿いのランニングから1日をスタート!

14012798_1415608725119712_636360083_o14002427_1415608625119722_437167180_o

伊豆のカウンセリングルーム。ワークショップやキャリアカウンセリングを提供している

 

 

「なぜか、この人といると心地いい」

i-colorロイヤルブルーらしいカウンセラーでいたい

 

 

――はぴきゃりでも本講座のアシスタントとして活躍していますね!

 

 はい、悦子さんが発案グループ、つっちーさんが表現グループなので、展開グループの私が加わるとアドバイスの幅が広がっていいと重宝していただいています。お二人が希望優先思考で、私がリスク優先思考という違いもありますね。受講生のフォローをするなかで、私自身のi-colorの理解も深まっています。プロ野球巨人の原辰徳元監督も私と同じi-color=ロイヤルブルーなのですが、何もしていないように見えて必要なところに適切な配慮をしている方だそうです。私も、気を遣っていることにも気づかれないくらいに配慮ができる人でありたいと思っていて、「なぜか、この人といると心地いい」と言われることが理想です。

 

 これからフリーのカウンセラーとして活動していく私のテーマは「自然体」です。かかわるそれぞれの人が肩の力が入らずに自分の力が発揮できる状態に、私のカウンセリングでしていきたいのです。そして、社会の枠組みにとらわれず、自分自身の人生をイキイキと生きている人を増やして、次の世代の子どもたちが希望をもてる世の中をつくることが大きな目標です。

 

 

▼中村文香さんの活動はこちらからご覧ください

ブログ:https://bunayaka.wordpress.com
伊豆のサロンブログ:https://izugracesalonnews.wordpress.com

井上 ゆき
8313(やさいさん)主宰。フリーランスライター・編集者・保育士 アウトドア雑誌や食関連の書籍、ウェブサイトで執筆・編集するほか、森のようちえんでも活動中。本連載「修了生インタビュー」の執筆も担当。