絵本セラピストのリカ(ターコイズ/コーラル)です。先日開催した絵本セラピーでは、i-colorの3グループ(発案、表現、展開)から4つのカラーの参加者が集まってくれました。絵本セラピーの反応に、それぞれのグループの特徴が出るのかな?とうかがっていると、私にとって予想外の反応がありました!

 

泣ける絵本で涙を浮かべたのはお二人とも、「気持ちが気になる」発案さんではなく、独立型の表現さん。お子さんや甥御さんを絵本の主人公に重ね合わせ、想いを重ねていたのです。

 

一方、人志向の発案さんが、自身を見つめなおす視点からのシェアに終始されていたことも新鮮でした。自分を大事にしようとしているその方の姿勢に一同、勇気づけられました。

 

そして、気づきました。またもやi-colorによる思い込みに私自身が縛られていたのかもしれないと。

 

i-colorを知るメリット
i-colorは生れながらにして備わった素質、価値観の傾向性を示すものです。i-colorを知ることで自分の強みを再確認し、自分とは違う他人の価値観を学ぶことで対人関係のストレスを減らすことができます。私はi-colorを学び始めてから4年かかってようやく、自分のカラーの素質を深く理解、受容できるようになり、自分が素質どおり自分らしく生きていることを実感。日に日に、感謝の気持ちと自信が湧いてきています。

 

i-colorが嫌になる日⁉
そのようなメリットがあるにもかかわらず、ここに至るまで何度か「もうi-colorはいいから!」と感じる時がありました。i-colorを知る人たちに「ターコイズだからね」と言われるたびに、決めつけられたくないという反発心を覚えていたのです(これもターコイズの素質そのままなのですが…)。そして自分も、人をi-colorの特性という先入観をもって見てしまっている気がして、そんな自分が嫌になったりしました。

 

そんな波を乗り越えて
何度かやってくる、i-colorが嫌になるという大波・小波を乗り越え、私はi-colorとどう向き合うかを決めるのも自分次第だということに気づき、i-colorとの向き合い方もバランスが取れるようになってきました。i-colorの説明が正しいか間違っているかが問題ではなく、i-colorの知識を自分がどう活かすかが重要なのです。

 

ちなみに、前述のような驚きを私自身が感じた理由は、自分の以外のカラーのことを十分にわかっていないだけかもしれません。私が知らなかっただけで、それはそのカラーの素質そのものなのかもしれません。現に、ファシリテーターである私が発言者の順番を間違えてしまい、飛ばしてしまったことに気づいて教えてくれたり、誰かの発言を改めて拾いながら自分の発言をするなど、優しい気遣いをしていたのは、人からは近寄りがたくクールに見られやすい展開さんでしたが、それはそのカラーの「いち早く察することができる」という素質そのものだからです。

 

「みんなおなじ でも みんなちがう」から “みんなちがう でも みんなおなじ” に

みんなおなじでもみんなちがう (かがくのとも傑作集 どきどきしぜん) 

奥井 一満 (著), 得能 通弘 (写真)

福音館書店

 

実は私はある一連の体験を通して、「みんな違うけど、みんな同じなんだな」とつくづく感じるようになり、そのことが必要な人に伝わったらいいのになぁと願うようになりました。その後出会った絵本セラピーで、それができるのではないかと考えています。

 

「みんな同じ、でもみんな違う」と、違いを見つめるのもいいけれど、違いばかり強調すると、ついつい比べてしまったり、個性を出そうと差別化競争になったり。

 

みんな違うけど、みんな幸せになりたいと願っている。
みんな違うけど、みんな悩みをもつ弱い存在。
みんな弱いけど、強くなれる存在。
みんなが、誰かにとって大切な存在。

 

だから、みんな違うけど、みんな同じ。
私はそう思うのです。

 

i-colorを超えて
その体験についてはまたの機会に書きたいと思いますが、「みんな同じなんだな」という共通意識をもっていれば、なんとなく安心感がもてませんか?  i-colorは違いを強調するために学ぶのではなく、自己理解や相互理解、適切なコミュニケーションのために学ぶ。そして上手に活かす。そうすれば、違うi-colorの人たちが、違う素質を活かしてそれぞれに輝いていることを、同じ仲間として応援し合い、同時に、みんなが自由な気持ちでいられる素晴らしい世の中になるのになぁと思うのです。

 

絵本はシンプルな絵と言葉で構成され、物語に多くの余白が残されているために、皆に共通する普遍的な何かが込められていて、かつ、それぞれの絶対的な経験とリンクすることができます。誰にも共通するようなことが書いてありながら、その人しか経験していない事柄を思い出すことができるのです。

 

シンプルな絵本を使うからこそ、参加者それぞれの違った体験をもとに、同じような感情を引き出せたり、同じような感動を覚えたりすることができる絵本セラピー。エピソードや思いをシェアすることでまた、「みんな違うけど、みんな同じだな」と共感し合うことができます。

 

だから、絵本セラピーは、i-colorを超えて楽しんでもらいたい!i-colorや絵本セラピーに興味をもたれた方はぜひお問合せくださいね。

 

次回の絵本セラピーのお知らせ♪
【残席1名】

2月の絵本セラピーは、バレンタインをテーマにお届けします。43才で20年にわたる婚活に終止符を打った、私の婚活物語(とその後)をご紹介しちゃいます!皆さまの愛を再確認するきっかけになりますように。

 

■日時:2月3日(土)14:00~16:00
■場所:東京都世田谷区内(参加確定の方に別途お伝えします)
■参加費:3,000円(ドリンク、お菓子付)

 

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明日もまっすぐ届け!