Jr.アスリート分析アドバイザーの河野真杞です。スポーツ指導や子育てで、子どもの特性に目を向けた対応を提唱している私ですが、自身の子育てでは時折衝突する事もあり、反省と学びを深める日々です。

わが子は、努力なくともツーカーで話が伝わる長女と、私とは話が噛み合いにくい次女の2人。「同じお腹から産まれたのにこうも違うか!」と未だ驚かされるほど、物事の捉え方や価値観に違いを感じます。(しかしこの違いが今の私の活動スタートのきっかけになっている訳ですから不思議なものです)

今日は次女の気持ちの変化から気づいた事をひとつご報告します。

 

◆先生に心を閉ざした小学生時代

次女のi-colorはオリーブ(発案グループ)。相手が心から共感できる人かどうかを見定めてから行動する中2女子です。

小学生時代、当初は慕っていた担任の先生が何気なく発した言葉が彼女の心にグサッと刺さり、その日を境に先生への心のシャッターを完全に閉ざしてしまった苦い経験があります。これ以降、彼女の中に先生全体に対する不信感も生まれてしまい、彼女が心を開いた先生はほぼいませんでした。

発案グループさんは本当に繊細な心の持ち主だと実感すると共に、あの先生はきっと私と同じ、何でも思った事を正直に伝えるのが誠意と思っているタイプ(表現グループ)なのだろうなぁと予想し、私も同様の地雷を踏まないように・・と自分を戒めたものです。

そして、今年の担任の先生も彼女曰く「共感できる面が全くない」らしく、先生の言動に対する不満を日々私に訴えている状態でした。

 

◆個人面談での新たな発見

そして夏休み明けの先日、後期の目標を決めるために先生との面談がありました。勉強目標だけでなく、自分の苦手克服課題を出すように言われた彼女は

「人前で緊張せずに発表できるようにする」

と書いたのです。

実は彼女は極度のあがり症。授業中に皆の前でノートを読みながら発表するだけでも、ガタガタ震えてしまうとか。大げさに言っているのかな?と思っていたところ

「緊張で震え過ぎてヒザがガクッと落ちて、友達に「具合悪くて倒れるのかと思った」って驚かれた!」

との報告があったので、本当に毎回ガクブルになっているようです(‥;)

そして、この克服課題を見た後、先生から思いがけない言葉が発せられたのです。

「実はさ、俺も学生時代ものすごいあがり症だったんだよ」

先生はいつも堂々と声を張って雄弁に話されるタイプの男性です。その先生があがり症だったとは、次女も予想外だったようです。面談では先生の学生時代の上がり症での失敗談を数々聴かされたようで、帰宅後に私にも全て話してくれました。

そして

「発表の数をこなせばこんな俺でも慣れてきたんだから、必ず克服できるよ!」

「発表が多いこの中学に入ったのはチャンスだと思って頑張っていこう!」

と言われ、本人も安心したようです。

 

◆気持ちを本気で理解し共感する

彼女が家で先生の話をしている様子は、今までの眉間にしわを寄せた嫌そうな顔つきではなく、驚きの発見で目がキラキラした表情に変わっていたのです!

発案グループさんが辛い思いをした時は、寄り添いながら話を全て聴き「そうだよね、それは辛かったよね」と、まず相手の気持ちを受け入れるのが大切なサポート法なのですが、
今回は先生が自分の失敗談まで暴露しながら、次女のマイナス面を心から理解してくれた点が、相づちだけの共感以上に彼女の心に響いたようです。

そして、できれば人前ではカッコよくありたいi-colorオリーブの次女ですから

「回数を重ねれば、緊張せずにカッコよく発表できるようになるんだ!」

と、未来に明るい光が差したことも大きかったのでしょう。

これからは徐々に先生に心を開いていってくれそうで一安心です。そして、学校ではかなり無理して頑張っている娘の話は、どんなに忙しくても聴いてあげられる心の余裕を常に持っておこうと、改めて感じたのでした。

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