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こんにちは。河野真杞です。
先日某TV番組で、今人気急上昇中の土屋太鳳さんが「何かあったら心配でバッグの中身が増えてしまう」というお悩みを相談していました。

風邪をひきそうになった時用の栄養ドリンク、寒かった時用のカイロ、お気に入りの水3ボトル、ブログ用のカメラ2個、お守り多数、休憩中に使う縄跳び、、とまるでドラえもんのポケットのように、バッグから様々なジャンルのものが出てきました。

彼女のi-colorは内面カラー・外面カラー共に、イエロー(人志向)。常に人に対して気遣いのできるタイプですので、これらの準備物は「人が困った時に助けてあげるため」でもあるようです。

彼女も「撮影現場で雪が降り始め、寒がっている共演者にカイロをあげられた」と嬉しそうに話していました。

 

◆「希望優先タイプ」と「リスク優先タイプ」

i-colorでは、3つの志向グループ分類以外に、「未来に対する考え方」を2つのタイプに分類しています。

①    希望優先型

このタイプの口ぐせは「何とかなる!」「ま、いっか!」

未来に楽しい事やワクワクできるイメージが持てれば、準備万端ではなくても1歩踏み出せる人

問題はぶつかった時に対処すればOK!と考えています。

②    リスク優先型

こちらのタイプの口グセは「もしこうなったらどうするの?」「最悪の場合を考えると・・」

未来に対する不安や心配事は、先に対策を取らないと1歩踏み出せない、石橋を叩いて渡る人です。

上記の土屋太鳳さんのバッグを見ても

「なんでこんなに持って行くの?ほとんど使わないでしょ?」と理解できない人(=希望優先型の人)と

「なんかわかる。私も薬とかお守りとか持ち歩く!」と共感する人(=リスク優先型の人)に二分していました。

そして土屋太鳳さんは、もちろん「リスク優先型」の考えを持っている女性。 そのため、何かあった時のために、これだけ多くのものを持ち歩いてしまうようです。

 

◆親と子・指導者と教え子間でぶつかりやすい考え方の違い

これだけ真逆の考え方を持った2人が「親と子」「指導者と生徒」の関係性の場合、なかなか大変です。

特に年上(親・指導者)が「リスク優先型」、年下(子ども・生徒)が「希望優先型」の時に問題が発生しやすいのです。

<親子の場合>

親「合宿の準備はできたの?○○は持った?あ、あれも必要ね」

子「そんなのいらないよ~。きっと誰か持ってるし」

親「もし誰も持ってなかったら、どうするのよ!いいから持っていきなさい!」

 

<指導者と生徒の場合>

指導者「試合に備えて基礎練習と体調管理を万全にしておけよ!」

生徒「はーい(と返事だけで真剣にやらない)」

指導者「なんだ、そのいい加減なやり方は!それだから本番でミスするんだろ!」

生徒「はーい・・・(そんなのやらなくても、本番でできるんだけどなぁ。あ~面倒くさい)」

と言った会話が繰り広げられるのでしょう。

 

◆違いを受け入れる

この考え方の違いは、いくら親や指導者から強要しても変わるものではありません。

それだけでなく、「希望優先型」がやる気になっているところに、細々と口を挟まれてリスクの話ばかりされると、子ども達のやる気自体が失せてしまうのです。

 

◆まとめ

「リスク優先思考型」の大人は、つい子どもの行動で足りない点に目が行って、あれこれ心配しがちです。しかし、転ばぬ先の杖で叩き続けていては、子どもは先には進めません。

「希望優先型」の子ども達とコミュニケーションを取る際は、

「あのくらい気楽に構えた方がホントはもっと楽しくできるのかも」と、相手の思考の良い部分に目を向け、子どもの好奇心ややる気を奪わないように、是非とも気をつけてほしいのです。

実際、スポーツでは「希望優先型」の選手の方が、ピンチの場面でも諦めずに良い結果を残しているケースが多く見られますピンチをピンチとも思わない度胸の良さは生かすべき部分なのです。

そして、時には杖で叩かずに勢いで進んで転んでしまっても、それはそれで身体で覚える大切な経験なのですから。

河野真杞
Jr.アスリート分析アドバイザー
はぴきゃりアカデミー第9期修了/i-colorオレンジ。統計心理学i-colorを活用し、各種スポーツコーチやJr.アスリートの保護者、子育て中の親を対象に、セミナーや個別アドバイスを実施。子ども達の自信やモチベーションをアップして『自己肯定感を持って実力を出せる子ども』の育成を目的に活動中。著書に『子どものやる気を引き出す親うばう親』(キノブックス)がある。
>>ブログ『子どもの特性を伸ばしたい!選手の力を最大限に生かしたい方々へ』
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