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こんにちは。Jr.アスリートメンタルアドバイザーの河野真杞です。
お子さんのご相談を受ける中でよく耳にするのは

「子どもが話をしてくれない」「学校での様子がわからず心配」 というお悩みです。

最近は子どもの出生率が1.42人と少なくなり、親の目が行き届く分、親は子どもの事を何でも知っていなければいけない、または知っていたいと思う人が多く、過干渉気味の親御さんが多くなっているように感じます。「子どもの全てを知りたい!」と思いあらゆる事に関わってくる親の対応に対して、子どもの受け止め方は「素直に受け止め嬉しく感じるタイプ」と「ひじょうに嫌がるタイプ」 の2つに分かれます。

◆内村航平選手&周子さんの場合

この傾向が顕著に表れている著名人親子の中から、今日は体操男子日本代表の『内村航平選手と母の周子さん』について取り上げてみます。

周子さんと言えば、オリンピックの観客席で日の丸の鉢巻きをして手作りの応援旗を持ち大声で応援する姿を見た事があるでしょう。しかしいざ航平選手の演技が始まると下を向き全く見ません。怖くて怖くて見る事ができないそうです。そして会場の歓声を聞いた後顔を上げて結果を見て、嬉しくても涙、悲しくても涙・・。これらの行動はi-colorで見ると、自分の事より大切な家族や仲間のために全精力を注ぐ人志向タイプ(発案グループ)の行動です。

同じ人志向タイプに、i-colorピンクの松岡修造さんがいます。応援時のパフォーマンスと真剣さはほぼ同じですし(笑)、生徒のための熱血指導ぶりも近しいものがあります。

それに対し、内村航平選手は自分志向(表現グループ)のi-colorグリーン。自分志向の人は子どもの頃から「早く親の手から離れて一人前の人間になりたい!」という思いを強く持っています。

航平選手が15歳になり、東京の体操クラブに入りたいと言った時、母周子さんは号泣し、旦那様に上京を諦めるよう説得してくれと頼み込んだと言います。体操の先生でもある周子さんですから、息子が体操選手として大きく成長する事を心より願っていたはずです。しかし、愛する息子がいざ自分のそばから離れてしまうと考えると寂しくて耐えられなかったのでしょう。

とはいえ、航平選手は周子さんとは全く違い「自分の人生は自分で決める」志向ですから、あっさり母を振り切り自分の意思を通して上京して行きました。

その後も試合での母の熱い応援を煙たがった航平選手は「もう応援に来ないでくれ!」と言い放ち、周子さんが「愛情の行動なのがわからないの?」と言うと「そんな事頼んでないし」と即答する等、価値観の違いにより気持ちがぶつかるエピソードは数え切れない程あるそうです。
自分志向(表現グループ)は何でも思ったままを言葉にしてしまう傾向が強く、相手を言葉で傷つけてしまう事も珍しくないのです。

この後周子さんは過去の自分の言動を振り返り反省し、『航平断ち』と称した子離れを始めた事で、2人は程よい距離感を保ち穏やかな関係性に落ち着けたようです。

◆まずは子どもの価値観を知ろう

内村母子のように、親子の価値観が大きく違った場合、お互いの意見を押しつけ合っても相手を納得させるのは至難の技なのです。そして、親がいくら自分の考えを繰り返し説いても、子どもが生まれ持った価値観やこだわりポイントが親と同じになる事はないのです。

日々親子の口ゲンカが絶えない方は、一度お子さんの志向タイプについてじっくり考えてみてください。
そしてお子さんとコミュニケーションを取る際は、まず子どもの気持ちを受け入れてから自分の意見を伝えるように変えてみてはいかがでしょうか。

人は自分の気持ちを受け入れ理解してくれる人にしか本音を話さないものです。

お子さんに
「お母さんは僕を理解できない人」「ママに話すのは無意味で時間のムダ」
と思われてしまう前に、是非お子さんの価値観や志向性について改めて考えてみてくださいね♪

◆『ママ向けセミナー』を開催します!
最後に1つお知らせです。

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暑い夏休みは気持ちまでイライラ熱くならず、スッキリした気持ちで迎えたいですね♪