こんにちは。はぴきゃりアカデミー代表のカナザワです。

 

この夏、役員つっちーと息子(小2)を引き連れ、セブ島でプチ語学留学をしてきました。

 

セブ島での海外研修をコーディネートしてくれた「株式会社セブ社会人留学」ファウンダーのジャック(右奥)と代表のさゆりちゃん(左奥)。二人ともリクルートの後輩。


寝落ちした息子をジャックが抱っこしてくれた。ありがたや〜。

 

 

せっかくなので、勉強だけじゃなくどこかで遊んで日本に帰りたいと思い、ジャックにオススメスポットを聞くと、「それなら、ぜひ“カオハガン島”に行ってください。エツコさんが会ったら絶対喜ぶ女性たちがいますから」というので、即決。

 

 

いざ「カオハガン島」へ!聖子ちゃんの隠れた名曲「セイシェルの夕日」を口ずさみながら(笑)

 

 

一周15分ほどで歩けてしまう小さな島、カオハガン島。約30年前に一人の日本人男性が売りに出ていたこの島を買い、宿を運営しながら、この地域の自然保護と島民(周辺の島も!)の生活支援をしています。

 

 

▼カオハガン島オーナー、崎山克彦さんのカオハガンヒストリーはこちらから

『何もなくて豊かな島―南海の小島カオハガンに暮らす』

 

 

現在、宿の運営はほぼ二人の日本人女性が切り盛りしています。それがユウコさんとヨシエさんです。

 

 

二人とも、旅行でカオハガン島に来て、島の魅力にとりつかれたそう。それぞれ日本での仕事も生活もあったわけですが、たくさんの奇跡が重なり、ほぼ同時期にここで働くことになりました。驚くべきはこの後。二人とも、程なく島民と恋に落ち、なんと同時期に妊娠。同い年の男の子と女の子を産むのです。

 

 

▼カオハガンの奇跡!

女の子を産んだヨシエさん。

ユウコさんは男の子を出産。

 

 

ちなみに、カオハガン島の人口は約650人ほどです。もちろん、女性も子どもも老人もいますので、適齢期の未婚男性の数といえば、、、、想像に難くないですよね。

 

 

ヨシエさんの言葉がとても印象的でした。

 

 

”日本ではお茶ひとつ買うにも種類がありすぎて迷ってしまう。選択肢が多いのは豊かなことではあるけれど、私にはそれが本当に苦しかった。ここでは、なんでもシンプルです”

 

 

ユウコさんも続きます。

 

 

”日本では苦しい恋愛ばかりしていました。自信がなくて、尽くさなければ愛されないと思っていたんです。でも、ここで“ただ私を愛してくれる人”に出会って、息子も授かって。愛にあふれた生活の中で、本当の自分を生きられるようになりました”

 

 

ヨシエさんはヨガインストラクター。朝と夕方にビーチヨガでリトリート。ヨガ”ゴザ”マットはユウコさんのお義母さんが手編みしたもの。

 

 

ジャックに「カオハガン島二泊とったよ」と報告すると、「え!?二泊はちょっと…う~ん長いかなあ」と、もごもご。それもそのはず。島の小ささはもとより、水源は雨水に頼っているためちょいちょい断水、電気も夕方5時から夜の11時までと決まっている。水洗トイレは(宿には)ありますが、雨が降らないとほとんど水が流れない。

 

 

カオハガン島のカフェを切り盛りするミコトさん。日本では自然に寄り添った豊かな暮らしを提案する「自豊暮」を運営。ちなみに、カオハガン島のベビーたちはみな「おむつなし育児」。

モリンガたっぷりのドーナツは子どもたちにも大人気。

 

 

水も電気も必要最低限。干潟から海の恵みをいただき、時々大きな島に渡って、物々交換で必要なものを仕入れてくる。日本に比べたら究極の「ない」世界で生きる二人の幸せな美女を見ていて、キャリアでも婚活でも、その悩みのほとんどは多様な選択肢が招いた悲劇なのかもしれないと、ふと思う。

 

 

だからといって、彼女たちのようにシンプルな世界で生きる道を提示することもまた、いたずらに悩みを深くすることになるのかもしれない。

 

 

結局のところ、大事なのは、どこにいても自分の世界は自分で変えられる力なのだと行き着く。

 

 

ああ、それを伝えたくて私は飽きずにこの仕事をしているんだなと、小さな島は教えてくれました。

 

 

さて、カオハガン体験で、うちの7歳児は、崎山さんをじーじのように慕い、島の中を一緒に散歩したり、島民の誕生会にお呼ばれしたりと楽しんでおりました。「島の中を裸足で歩け」(←危ないものは一切落ちていません)「おしっこは海でしろ」などと、男の流儀!?を教えてもらって、少しはワイルドになったらしい!?

 

小2と小6の都会っ子が自然トイレ中。

 

 

 

帰国直後の成田空港のトイレで「ママ~水がたくさん出るね~!日本ってサイコ~!」と、日本の便利さが身にしみたらしく、7歳児にとってもかけがえのない体験となったようです。

 

 

今後もカオハガン島の奇跡を見届けていきたい!
近いうちにまた行きます。(と、一点の曇りなく宣言)

 

 

あなたも、いつか一緒に行きませんか?